投稿

葛原ヶ岡・大仏ハイキングコース:その1(浄智寺~葛原岡神社~源氏山)

イメージ
葛原ヶ岡・大仏ハイキングコース は、 浄智寺 から  →  葛原岡神社   源氏山 を経て  →  鎌倉大仏(高徳院) へとつながるハイキングコースです。 前編:浄智寺→葛原岡神社・源氏山 北鎌倉(山ノ内)の 浄智寺 横の道がハイキングコースです。 小倉遊亀邸の門 浄智寺 境内に居を構えたという日本画家小倉遊亀邸の門です。 女性として三人目の文化勲章受章者。鎌倉市名誉市民。 今は門だけが残されています。 裏にはトンネル トンネルの先は小津安二郎邸だったのだとか。 この道を上がると尾根道が続きます。 分かれ道 急な上りが終わるころ、左斜め下への道があります。 この道を下ると清涼寺ヶ谷です。 鎌倉に下向した叡尊が滞在したという 釈迦堂 があったと伝えられる谷です。 清涼寺ヶ谷を抜けると 海蔵寺 への道に通じます。 天柱峰碑 天柱峰 という名は、 浄智寺 に住持した竺仙梵僊が名付けたとさています。 竺仙梵僊は中国元から来日した臨済宗の禅僧です。 昔はここから眺める景色がよかったようで、故郷の景色を思い出して 「天柱峰」 と名付けたようですが、今は木が生い茂り、その景色を眺めることはできません。 供養塔 「天柱峰碑」背後の塔は、竺仙梵僊の供養塔といわれています。 分かれ道 天柱峰 を過ぎると、瓜ヶ谷に下る道があります。 案内標識にはありませんが、 瓜ヶ谷やぐら群 がこの下にあります。 参考: 葛原岡神社参道(北鎌倉駅~瓜ヶ谷やぐら群~葛原ヶ岡) 葛原岡神社 https://www.yoritomo-japan.com/page137kuzuharaoka.htm 後醍醐天皇の朝臣日野俊基を祀る神社です。 俊基は、倒幕を企てた「元弘の変」で捕らえられ、葛原ヶ岡で斬首されました。 境内には、 日野俊基の墓 とされる宝篋印塔が建てられています。 葛原ヶ岡 鎌倉時代の葛原ヶ岡は刑場でした。 「葛原ヶ岡」という地名は・・・、 桓武平氏の祖「葛原親王」(かつらはら)が祀られていたためと伝わっています。 祀ったのは 梶原景時 の祖景成。 写真の道は 葛原岡神社 の左後方の道です。 この道は北鎌倉の山ノ内道から

小坪路その2(海沿いの道(和賀江嶋・六角ノ井・正覚寺・海前寺))

イメージ
中世、 小坪路 と呼ばれた道のうちの一つは、飯島岬の海沿いを通って小坪へと通ずる道でしたが、残念ながら今は廃道となっています。 小坪海岸トンネル この小坪海岸トンネルを抜ければ逗子マリーナ(小坪)です。 トンネル右方は、 六角ノ井 、 正覚寺 への道です。 和賀江嶋 飯島岬から200メートルの沖まで、石を積み上げて造られた築港です。 現存する最古の築港遺跡です。 和賀江嶋を見ながら古道を進みます。 https://www.yoritomo-japan.com/page135wakaejima.htm 六角ノ井 源為朝(頼朝の叔父・義朝の弟)の伝説が残された井戸です。 八角形の井戸ですが、鎌倉側に六角・小坪側に二角となっているため、 「六角ノ井」と呼ばれているようです。 https://www.yoritomo-japan.com/page135rokkaku.htm この辺りには石垣が多くあります。 和賀江嶋の石なのでしょうか。戦の時に使用した「つぶて石」なのでしょうか・・・。 「飯島白鬚社」というそうです。 船の安全や長寿の神といわれているそうです。 正覚寺 然阿良忠が、 光明寺 を開く前に留まった所といわれています。 小坪路は正覚寺から 海前寺 までの海沿いの道だったといわれています。 https://www.yoritomo-japan.com/page135shokakuji.htm 住吉神社 正覚寺 の背後の山の中腹には住吉神社があります。 戦国時代の山城「住吉城」の鎮守として祀られたそうです。 住吉城では、三浦道寸と北条早雲との合戦が繰り広げられました。 敗れた道寸は、三浦の 新井城 で最期を遂げています。 https://www.yoritomo-japan.com/page135sumiyosi-jinjya.htm 小坪へ通じているというトンネル 住吉神社の背後にあるトンネルで、小坪に通じているそうです。 現在は、小坪側の出口が塞がれているため通行できません。 住吉社の祠 正覚寺 ・ 住吉神社 からは、 江ノ島 も見えます。 住吉隧道

小坪路その1(光明寺裏山から小坪への道)

イメージ
小坪は、 小坪合戦 、源頼朝の愛妾亀の前、源頼家の遊覧などの話が残されている場所です。 鎌倉と小坪を結ぶ 「小坪路」 と呼ばれた道は、二筋あったといわれています。 一つは飯島岬の海岸沿いを通る道で、もう一つが 光明寺 裏山から小坪へと下りる道です。 飯島のバス停からすぐの分岐。 左の道を入ると 光明寺 の裏山に通じます。 小坪隧道 「天照洞」とも呼ばれるトンネルは、大正5年に開通しました。 このトンネルを抜ければ小坪はすぐですが、 古くからの 小坪路 は 光明寺 の裏山を越えての道です。 光明寺 を見ながら裏山を上ります。 光明寺 は本堂も山門も大きいので景色に迫力があります。 小坪路 第一中学の脇の道を上ると小坪の街に下る道があります。 https://www.yoritomo-japan.com/kodou-kotubo.htm 細い道です。 子育地蔵尊 小坪路を下りきると庚申塔があって、その後ろに地蔵堂があります。 地蔵堂に安置されているのは、石造地蔵菩薩立像です。 現在、 光明寺 の本堂横に安置されている石造地蔵像は、 小坪路の 光明寺 側の入口のやぐらにあったといわれています。 小坪側の入口には昔からこのお地蔵さまがいました。 地蔵堂の横には須賀神社 そして、下の道沿いには庚申塔 小坪漁港はすぐそばです。 参考: 小坪路その2(海沿いの道(和賀江嶋・六角ノ井・正覚寺・海前寺)) 鎌倉手帳 https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html

片瀬漁港の防波堤と江の島

イメージ
江の島 http://www8.plala.or.jp/bosatsu/enosima.htm 鎌倉手帳 http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html