源頼朝の四天王寺参詣
1195年(建久6年)3月、 東大寺 の 大仏殿 落慶供養に参列するため上洛した 源頼朝 は、 四天王寺 にも参詣しています。 四天王寺 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 『吾妻鏡』によると・・・ 5月20日午前6時頃、京都を出発。 洛中は牛車で、鳥羽からは丹後局から借りた船で進み、日中に渡辺の津に到着。 再び牛車で四天王寺に向かいます。 北条政子 の牛車が並び、女官の牛車が続きます。 先陣の随兵、牛車に続く供奉人、後陣の随兵は皆騎馬でした。 正午頃に四天王寺に到着。 まずは寺門の外の念仏所に入り、続いて本尊を参拝。 灌頂堂で待っていた別当の定恵法親王に挨拶し、重宝を拝見して宿所へ帰っています。 その後、銀製で蒔絵が施された御剣を 太子堂 に奉納。 定恵法親王には、銀製の鞍を置き、組み緒を掛けた灰色に少し白い毛がまじった馬一頭が贈られ、寺中の僧侶には絹の布類が与えられました。 ※定恵法親王は後白河法皇の皇子 四天王寺 https://www.yoritomo-japan.com/oosaka/sitennouji.html ☆ ☆ ☆ ☆ ☆