常盤と打越の散策
「常盤」には北条政村の別邸があって「常盤御所」と呼ばれていました。 「常盤」という地名はそこからきたものと考えられています。 「打越」は、笛田の小字で「笛田から山一つ越えた向こう」という意味があるそうです。有名な「常盤山文庫」が創設されたのが打越です。 梶原交番前の交差点 藤沢駅からバスで梶原口まで来ました。 この交差点は桔梗山への入口で、この周辺に「梶原口」というバス停があります。 よくわかりませんが・・・同じ名のバス停でも、 行き先によって設置されている場所が違うようです。 ここは、鎌倉の三大緑地の一つ「常盤山緑地」の入口の一つです。 本日は、ここからすぐのバス停で降車しましたので、 とりあえずご紹介させていただきます。 ここは上らず、わずかに写っている右の道を長谷方面へ進みます。 ここは変電所の裏。 この辺りには、御嶽神社があって石段のそばに五輪塔などが並んでいたそうです。 石段の上にやぐらがあって、その中に御嶽神社が祀られていたそうですが、 今は 八雲神社 に合祀されたそうです。 なんらかの面影があるかと歩いてみましたが・・・ 何も見つかりませんでした。 ちなみに、御嶽神社が祀られていたやぐらは、 源義経の母 「常盤御前」 の墓という噂もあったようです。 常盤口の交差点 この辺りには、「常盤御前の硯水」という井戸があったようです。 今もあるのかもしれません。 また 「常盤御前」 が出てきましたが 「常盤」という地名と「常盤御前」が「ごちゃまぜ」になってしまったようです。 しかしながら、湧き出る水は名水で、 常盤亭の北条政村がよく使用したということです。 なんと、明治の頃には茶屋もあって、旅人の喉を潤していたといいます。 そして、この水を鎌倉の街で売っていた者もいたということです。 八雲神社前の交差点 ここを左に行けば八雲神社ですが・・・ 先に打越を廻って、再び戻りたいと思います。 ここは大仏トンネルのちょっと手前です。 コンビニの手前にある「三貴園」という看板がわかるでしょうか。 これが、菅原通済という実業家が営んだ高級料亭です。 看板の案内のとおりに進みます・・・ そして、十字路を越えて奥の道を進みます。 料亭「三貴園」の跡 ここには、「常盤山文庫」もありました。 福島県から堂坂観