丸山稲荷社の火焚き祭
鶴岡八幡宮 境内の 丸山稲荷社 では、11月8日に「湯立神楽」(湯花神楽)が奉納される 「火焚き祭」 が行われます。 丸山稲荷社 社殿前には、四方に竹を立てて飾れれた「山」が設けられ、釜で湯が沸かされます。 「山」の中で神楽が奉納されます。 煮えたぎった釜の湯に枝葉をくぐらせ、参拝者に撒かれます。そして、この時の湯花の加減で吉凶を占うのだといいます。 撒かれた湯がかかると健康で過ごせるそうです。 「山」の四方には矢が放たれます。 天狗ともどきの滑稽な舞は参拝者を楽しませてくれます。 かつては、多くの神社で「湯立神楽」が奉納されていたそうですが、現在では、 御霊神社例祭 や 材木座海岸 の 潮神楽 など限られたものとなってしまいました。 「湯立神楽」は、明治の頃までは世襲制だったそうですが、現在は神職がその伝統文化を受け継いでいます。鎌倉市の無形民俗文化財に指定されています。 鎌倉手帳 http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html