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9月 12, 2021の投稿を表示しています

吾妻鏡が伝える奥州平泉の観自在王院

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観自在王院 は、奥州藤原氏二代の基衡の妻が創建しました。 観自在王院跡 中島跡 『吾妻鏡』は 観自在王院 について以下のように伝えています。 基衡の妻の建立で、四方の壁には京の霊場名所を描き、仏壇は銀、高欄は磨金。 小阿弥陀堂も基衡の妻の建立で、衾には参議・藤原教長が書いた和歌の色紙が貼られている。 南大門前の南北の道には、東西数十町にわたって倉町が造られている。 また、数十棟の高屋が建てられ、西面の南北には数十軒の車宿がある。 舞鶴ヶ池 西門跡 土塁跡 車宿跡 普賢堂跡 大阿弥陀堂跡 観自在王院 https://www.yoritomo-japan.com/hiraizumi/kanjizaiouin.html ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 2022年の大河ドラマ

源実朝の歌~箱根神社~

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けけら木 芦ノ湖の底にあった樹木の化石。 古来、伊豆・駿河・相模の境を示していた木だったのだとか。 芦ノ湖 「けけら木」は「こころ木」ともいわれ、 源実朝 は 二所詣 の折に、「たまくしげ 箱根のみうみ けけれあれや 二国かけて なかにたゆたふ」 と詠んだのだという。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 2022年の大河ドラマ

吾妻鏡が伝える奥州平泉の毛越寺

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毛越寺 は、慈覚大師円仁が開き、奥州藤原氏二代の基衡、三代の 秀衡 の時代に伽藍が整えられました。 「平泉~仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群~」の構成資産として世界文化遺産に登録されています。 大泉が池 本堂 開山堂 『吾妻鏡』は 毛越寺 について以下のように伝えています。 堂塔は40余、禅坊は500余。 基衡が、これを建立した。 金堂は円隆寺といい、金銀を沢山用いて、紫檀や赤木などを使用し、多くの宝物で彩られ、雲慶作の丈六薬師如来像と十二神将像が安置されている。 玉眼入りの仏像としては最初の例。 金堂円隆寺跡 講堂、常行堂、二階惣門、鐘楼、経蔵などもある。 講堂跡 南大門跡 (二階惣門) 常行堂 鐘楼跡 経楼跡 吉祥堂の本尊は、洛陽の補陀洛寺の本尊(観音)を模したもの。 生身の観音で厳重な霊像で、丈六の観音像を造って、胎内に納めた。 千手堂には、金銀をちりばめた木像二十八部衆が安置。 嘉勝寺は、基衡が完成を見ずに入滅したので、 秀衡 が完成させた。 本尊は丈六の薬師如来で、四方の壁と三面の扉には法華経第28巻の内容が彩りよく描かれている。 嘉祥寺跡 芭蕉句碑 毛越寺 https://www.yoritomo-japan.com/hiraizumi/motuji/motuji.html ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 2022年の大河ドラマ