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9月 5, 2010の投稿を表示しています

小坪路その2(海沿いの道(和賀江嶋・六角ノ井・正覚寺・海前寺))

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中世、 小坪路 と呼ばれた道のうちの一つは、飯島岬の海沿いを通って小坪へと通ずる道でしたが、残念ながら今は廃道となっています。 小坪海岸トンネル この小坪海岸トンネルを抜ければ逗子マリーナ(小坪)です。 トンネル右方は、 六角ノ井 、 正覚寺 への道です。 和賀江嶋 飯島岬から200メートルの沖まで、石を積み上げて造られた築港です。 現存する最古の築港遺跡です。 和賀江嶋を見ながら古道を進みます。 https://www.yoritomo-japan.com/page135wakaejima.htm 六角ノ井 源為朝(頼朝の叔父・義朝の弟)の伝説が残された井戸です。 八角形の井戸ですが、鎌倉側に六角・小坪側に二角となっているため、 「六角ノ井」と呼ばれているようです。 https://www.yoritomo-japan.com/page135rokkaku.htm この辺りには石垣が多くあります。 和賀江嶋の石なのでしょうか。戦の時に使用した「つぶて石」なのでしょうか・・・。 「飯島白鬚社」というそうです。 船の安全や長寿の神といわれているそうです。 正覚寺 然阿良忠が、 光明寺 を開く前に留まった所といわれています。 小坪路は正覚寺から 海前寺 までの海沿いの道だったといわれています。 https://www.yoritomo-japan.com/page135shokakuji.htm 住吉神社 正覚寺 の背後の山の中腹には住吉神社があります。 戦国時代の山城「住吉城」の鎮守として祀られたそうです。 住吉城では、三浦道寸と北条早雲との合戦が繰り広げられました。 敗れた道寸は、三浦の 新井城 で最期を遂げています。 https://www.yoritomo-japan.com/page135sumiyosi-jinjya.htm 小坪へ通じているというトンネル 住吉神社の背後にあるトンネルで、小坪に通じているそうです。 現在は、小坪側の出口が塞がれているため通行できません。 住吉社の祠 正覚寺 ・ 住吉神社 からは、 江ノ島 も見えます。 住吉隧道

小坪路その1(光明寺裏山から小坪への道)

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小坪は、 小坪合戦 、源頼朝の愛妾亀の前、源頼家の遊覧などの話が残されている場所です。 鎌倉と小坪を結ぶ 「小坪路」 と呼ばれた道は、二筋あったといわれています。 一つは飯島岬の海岸沿いを通る道で、もう一つが 光明寺 裏山から小坪へと下りる道です。 飯島のバス停からすぐの分岐。 左の道を入ると 光明寺 の裏山に通じます。 小坪隧道 「天照洞」とも呼ばれるトンネルは、大正5年に開通しました。 このトンネルを抜ければ小坪はすぐですが、 古くからの 小坪路 は 光明寺 の裏山を越えての道です。 光明寺 を見ながら裏山を上ります。 光明寺 は本堂も山門も大きいので景色に迫力があります。 小坪路 第一中学の脇の道を上ると小坪の街に下る道があります。 https://www.yoritomo-japan.com/kodou-kotubo.htm 細い道です。 子育地蔵尊 小坪路を下りきると庚申塔があって、その後ろに地蔵堂があります。 地蔵堂に安置されているのは、石造地蔵菩薩立像です。 現在、 光明寺 の本堂横に安置されている石造地蔵像は、 小坪路の 光明寺 側の入口のやぐらにあったといわれています。 小坪側の入口には昔からこのお地蔵さまがいました。 地蔵堂の横には須賀神社 そして、下の道沿いには庚申塔 小坪漁港はすぐそばです。 参考: 小坪路その2(海沿いの道(和賀江嶋・六角ノ井・正覚寺・海前寺)) 鎌倉手帳 https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html