投稿

4月 16, 2023の投稿を表示しています

埒が明く・埒が明かない~上賀茂神社の競馬会と埒~

イメージ
馬場の周囲に設けられる柵は「埒」(らち)と呼ばれます。 この埒が取り払われることを「らちがあく」といいます。 物事がすっきりと終わることを意味します。 現代では「らちがあかない」という否定的に使用されることの方が多いようですが・・・ 乗尻 「らちがあく」は京都の 上賀茂神社 の競馬会(くらべうまえ)から生まれた言葉なのだとか。 上賀茂神社 では、 葵祭 に先立って競馬会が行われますが、境内には埒が設けられます。 神社への入場が制限されますが、競馬会が終わって埒が取り払われると、自由に神社に入れるようになります。 その事を「らちがあいた」と言ったのだそうです。 また、競馬の騎手(乗尻)は、約1か月間にわたって飲酒や肉食などを慎んで神事にのぞむことから、普段の暮らしに戻れることを「らちがあいた」といったのだとか・・・ 乗尻 乗尻(のりじり)は葵祭の行列を先導する騎馬隊。 競馬会の騎手が務めます。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 鶴岡八幡宮流鏑馬馬場 鶴岡八幡宮 の 流鏑馬神事 でも 馬場 には埒が結ばれます。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 上賀茂神社 下鴨神社 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 鎌倉との繋がりを求めて。

賀茂祭(葵祭)を見物した四代将軍・九条頼経

イメージ
1238年(嘉禎4年)正月28日、四代将軍 九条頼経 は上洛のため鎌倉を出発。 2月17日に入洛し、 六波羅御所 に入りました。 それから10月13日まで京都に滞在しています。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 4月16日、頼経は 賀茂祭 を見物しています。 全ての飾りなどの美しさは例年を越えていたそうです。 そして御家人で検非違使の大江能行・中条家平・後藤基政・宇都宮頼業らが大路を練り歩いて行ったのだとか・・・ 検非違使尉 葵祭の行列は「路頭の儀」と呼ばれています。 京都御所 から王朝絵巻さながらの行列が 下鴨神社 ・ 上賀茂神社 へと向かいます。 検非違使は、京都の治安維持と民政を所管する役人。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 鎌倉との繋がりを求めて。

GW建長寺~金澤翔子展~

イメージ
ゴールデンウィーク期間中の5月3日から7日まで、 建長寺 では「金澤翔子展」が開催されます。 場所:得月楼 時間:10:00~16:00(7日は15:00) 入場無料 上の画像は、金澤翔子先生が二十歳のときに書いたという「般若心経」。 📎金澤翔子HP ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

鎌倉アジサイ情報!長谷寺のあじさい散策路は500円

イメージ
長谷寺のあじさい散策路は、アジサイが見ごろになると有料になります。 昨年は300円でしたが・・・ 今年は500円。 入山料は別で400円。 長谷寺アジサイ物語 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 鎌倉アジサイの名所