別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2026年9月6日日曜日

福面まんじゅう~御霊神社の面掛行列の面を模した菓子~




「福面まんじゅう」は、御霊神社「面掛行列」で使われる面をかたどったもので、御霊神社入口にある力餅家で作られている菓子です。

面掛行列の中心人物「阿亀」や鎌倉江の島七福神の一つ「福禄寿」などが人気のようですが、自分で好きな面を指定して選ぶことは基本的にできません。

どの顔が当たるかはその時々の楽しみ。




力餅家の福面まんじゅう


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


御霊神社例大祭


鎌倉神楽~御霊神社~

御霊神社神幸祭

御霊神社の面掛行列


御霊神社


よりともジャパン.com


重籐弓で射落とした扇の的~那須与一の伝説 屋島の戦い~




1185年(元暦2年)、讃岐国の屋島。

『平家物語』によると、

屋島の戦いの夕暮れ時、源義経の軍勢が引き上げようとするところに、沖の方から平家の美しい女房を乗せた小舟が一艘が現れ・・・

竿の先につけた紅色に日輪が描かれた扇を掲げ、「これを射落としてみよ」と挑発してきました。

義経は弓の名手・那須与一を呼び寄せて扇の的を射落とすよう命じます。

海に馬を乗り入れた与一は、約80メートル先の扇を見事に射抜き、扇を空へと舞い上がらせたのだとか。

このとき与一が所持していたのが重籐の弓。

重籐弓は大将や弓の名手にしか所持できない特別な弓。

鶴岡八幡宮例大祭で奉仕される小笠原流流鏑馬でも許しを得た者だけが使用できる最高格の弓です。





那須与一の扇の的

屋島の戦い


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


重籐弓

小笠原流流鏑馬


よりともジャパン.com


2026年9月5日土曜日

蓑を借りるつもりが少女に山吹を差し出された太田道灌~道灌まつり~




太田道灌は、扇谷上杉家の家宰を務めた戦国武将。

ある日、鷹狩り中に急な雨に遭った道灌。

蓑を借りようと、一軒の農家に立ち寄りますが・・・

中から出てきた少女が差し出したのは山吹でした。

腹を立た帰った道灌でしたが、後から

七重八重
花は咲さけども
山吹の
実のひとつだに
なきぞ悲かなしき


という古歌を引用して「実の」と「蓑」をかけて、「蓑もない有様でごめんなさい」という意味であることを知ったのだとか。

以降、道灌は和歌の勉強に励んだのだと伝えられています。



太田道灌の鷹狩りと山吹の里伝説


北条政子の日向薬師参詣

道灌まつり


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


日向薬師

大山寺

大山詣り


源頼朝


よりともジャパン.com


法性寺~日蓮・日朗ゆかりのお猿畠~




逗子の法性寺は、日蓮と日朗よかりの「お猿畠」に建てられた寺。

奥の院にある岩窟は、1260年(文応元年)の松葉ヶ谷法難で白猿に導かれた日蓮が避難したという場所。

日蓮を救った白猿は、かつて日蓮が修行した比叡山の山王権現(現在の日吉大社)の使いだったのだとか。

日蓮の岩窟の上には山王大権現が祀られています。

1320年(元応2年)に亡くなった日蓮の弟子日朗は、安国論寺で荼毘に付され、お猿畠に葬られました。


お猿畠法性寺

松葉ヶ谷法難


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


厄除生姜供養

日蓮の松葉ヶ谷法難と白猿と厄除け生姜

妙法寺


よりともジャパン.com


2026年9月4日金曜日

八幡大菩薩を叱りつけた日蓮~龍ノ口法難~




1271年(文永8年)9月12日夜半、裸馬に乗せられ龍ノ口刑場へと護送される日蓮は・・・

途中の下馬で馬を止めさせ、八幡大菩薩(鶴岡八幡宮)に向かって激しい抗議をします。

八幡大菩薩に対して「神としての義務を果たせ!できないのであれば神の資格を失うぞ!」と脅した日蓮の凄まじい剣幕に、護送していた兵たちは驚愕して震え上がってしまったのだとか。



八幡大菩薩に放った日蓮魂の一喝!


八幡大菩薩

龍ノ口法難 鎌倉と日蓮


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


龍口法難会 常栄寺

龍口法難会 龍口寺


よりともジャパン.com


2026年9月2日水曜日

「道灌まつり2026」の芸能人配役が発表されました。




伊勢原市観光イベント「道灌まつり」のハイライト「太田道灌公鷹狩り行列」と「北条政子日向薬師参詣行列」の配役が発表されました。

太田道灌役は・・・

日本テレビ「news every.」の天気予報コーナーで子どもたちから大人気の気象予報士で防災士の木原実さん。

北条政子役は・・・

俳優・モデルとして幅広く活躍し、バラエティ番組の司会を務めるなど、若者から中高年まで認知度が高い黒谷友香さん。

芸能人トークショーでは、そらジローも登場。



道灌まつり


太田道灌の鷹狩りと山吹の里伝説

北条政子の日向薬師参詣


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


日向薬師

大山寺

大山詣り


源頼朝


よりともジャパン.com


2026年8月31日月曜日

龍口法難会の胡麻の餅




藤沢片瀬の龍口寺や鎌倉の常栄寺の龍口法難会は「ぼたもち供養」とも呼ばれています。

そして、配られる牡丹餅は「難除け牡丹餅」「首継ぎの牡丹餅」とも呼ばれます。

これは、龍ノ口刑場へ護送される途中の日蓮に桟敷の尼が胡麻の餅を捧げられた故事に由来し、胡麻の餅のおかげで日蓮が処刑を奇跡的に免れたことから、災難除けや延命のご利益がある縁起物とされています。

ただ、日蓮法難にあった1271年(文永8年)からそうだったのではないようです。

「桟敷の尼伝説」が文献に現れるは1721年(享保6年)のことで、胡麻の餅を供えるという習慣が登場するのは1858年(安政5年)のようです。

その後、牡丹餅そのものに霊験があると考えるようになり、「難除け牡丹餅」「首継ぎの牡丹餅」になったのかも。



ご難ぼたもちの伝説

源頼朝の千羽鶴の放生会と桟敷の尼


龍口法難会 龍口寺

龍口法難会 常栄寺


龍口寺

常栄寺


よりともジャパン.com