別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2026年3月4日水曜日

源頼朝に船役を免除された鮫追船~真鶴町:頼朝船出の浜~


1180年(治承4年)8月、伊豆国源氏再興の挙兵をした源頼朝は、相模国へと進軍しますが、石橋山の戦いで大庭・伊東の連合軍に大敗。

土肥実平の手引きで土肥山中に逃れた頼朝は、8月28日、安房国で再挙するため、真鶴の岩海岸から船出します。




伝説によると・・・

頼朝を乗せた船が海上へと漕ぎ出したところへ、追ってきた大庭の軍兵が船を発見。

追手は浦人に

「あの船は槍などを持っているようだが何だ」

と尋ねますが、浦人が

「あれは鮫追船で、鮫が出て漁のさまたげになっているので、それを退治するため船です」

と答えると、追手はその言葉を信じて引き揚げたため、頼朝は難を逃れることができたのだとか。


のちに全国を制した頼朝は、浦人の功労を賞して岩海岸の鮫追船三艘の船役を免除。

その特権は江戸時代まで続いたのだとか。



北条氏朱印状

後北条氏も頼朝にならって船役を免除し、真鶴町には1581年(天正9年)に与えられた鮫追船の新造諸役免除の朱印状が伝えられています。




2026年(令和8年)3月22日(日)、岩海岸では源頼朝旗挙祭が開催されます。



源頼朝旗挙祭2026


源頼朝旗挙鍋






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湯河原・真鶴の源頼朝伝説


湯河原町では・・・
土肥祭
(4月5日)

夏には・・・
貴船祭
(7月24日・25日)


歴史めぐり源頼朝


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2026年3月3日火曜日

宝戒寺の授戒三聖図~2026年の鎌倉検定に出るかも。~


宝戒寺「絹本著色 授戒三聖図」は、授戒のための本尊として用いられたと考えられている絵画。



中央の坐像は「盧舎那仏」と伝えられ、下方には二人の高僧、上部には雲や礼盤に置かれた宝珠が描かれているもので、2026年(令和8年)、鎌倉市の文化財に指定されています。


※上の画像は鎌倉市HPより



宝戒寺


鎌倉検定


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2026年3月2日月曜日

運慶仏の拝観料が通常の半額になる!~浄楽寺 2026/03/03~


(横須賀市)

浄楽寺は、1189年(文治5年)に和田義盛が建立したと考えられている寺院。

収蔵庫の運慶仏は、和田義盛の発願によって造立されたものであることが確認されています。


2025年(令和7年)9月1日から運慶仏が予約なしで拝観できるようになりましたが・・・

3月3日は、拝観志納金が通常の半額になります(300円)。

本堂では横須賀の陶芸家土器作家・薬王寺太一氏の作品展も。






浄楽寺の運慶仏


浄楽寺


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


運慶

上巳の節句


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2026年3月1日日曜日

鎌府勝景~2026年の鎌倉検定に出るかも。~


『鎌府勝景』(けんぷしょうけい)は、鶴岡八幡宮再建の際に作事方の役人として鎌倉に滞在していた海老原利啓が描いた写生図で、江戸時代後期の鎌倉の景観(勝景)を今に伝える貴重な史料。

極楽寺塔頭吉祥院門前の千服茶臼・星月夜井側の坂ノ下の高札場・鶴岡八幡宮寺の供僧坊(二十五坊)など、当時の風物を細かく伝えています。

2026年(令和8年)、鎌倉市の文化財に指定。




かつては四十九の支院があったという極楽寺

現在は吉祥院を残すのみですが、門前には開山の忍性が病人や貧民に茶を薬として服用させるために茶をひいた臼と伝えられている千服茶臼が描かれています。



坂ノ下の虚空蔵堂の下のある星ノ井鎌倉十井の一つ。

別名を「星月夜井」。

側には高札が掲げられています。



1191年(建久2年)、源頼朝は「供僧二十五口の制」を定め、鶴岡八幡宮の裏山(御谷)には僧坊が置かれました。

鎌倉幕府滅亡後は七坊までに減少し、1593年(文禄2年)に徳川家康が五坊を復興して十二坊となりますが、1868年(慶應4年)の神仏分離令により廃絶しています。


※上の画像は鎌倉市HPより



鎌倉検定


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2026年2月28日土曜日

鶴岡八幡宮 流鏑馬 ~崇敬者大祭 2026年4月19日~


小笠原流・流鏑馬


鶴岡八幡宮流鏑馬は、1187年(文治3年)8月15日に源頼朝が催した放生会で奉納されたことに始まるといわれています。

毎年9月の例大祭では小笠原流流鏑馬が奉仕されていますが、4月19日(日)に行われる崇敬者大祭でも奉仕されます。


小笠原流流鏑馬は、小笠原氏の祖小笠原長清からの受け継がれた伝統技術。

小笠原氏は甲斐源氏。

長清は、源頼朝の弓馬礼法の師範となったと伝えられ、従兄弟の武田信光・信濃国の海野幸氏望月重隆とともに弓馬四天王と称されました。


鶴岡八幡宮崇敬者大祭の流鏑馬は13:00から。




小笠原流流鏑馬


江の島流鏑馬
3月14日









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鎌倉の桜


観桜会

春の光明寺展


春旅!鎌倉

鎌倉GW特集


鎌倉アジサイ特集


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2026年2月27日金曜日

公開中の大町釈迦堂口遺跡 2026/02/26~かつて鎌倉にあった寺院の遺跡?~


2026年(令和8年)2月26日から、大町釈迦堂口遺跡の暫定公開が始まりました。




大町釈迦堂口遺跡は、名越ヶ谷の最奥部の平場と周辺山稜部に位置する鎌倉時代後期から室町時代にかけての遺跡。

長く鎌倉幕府初代執権・北条時政の名越亭跡とされてきましたが、2008年(平成20年)の発掘調査によって、寺院などの宗教施設だったと考えられています。



公開されているのは、発掘調査で建物跡や火葬跡が見つかった「北側平場」や山稜部の「唐糸やぐら」「地蔵やぐら」「日月やぐら」など。

「やぐら」とは、鎌倉を中心として点在する墳墓。

大町釈迦堂口遺跡では火葬も行われていたことが明らかになっています。


【公開期間】
2月26日~3月11日
(土日も含む)

【公開時間】
10:00~16:00




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「唐糸やぐら」は、木曽義仲が源頼朝の様子をさぐるため鎌倉に送り込んだ唐糸が幽閉されていたという伝説が残されたやぐら。



唐糸やぐらの隣にあるのは地蔵菩薩が彫られた「地蔵やぐら」

やぐらの前にある二基の五輪塔には阿弥陀如来を表す種子(梵字)が刻まれています。


切通

北条時政邸の裏門とされていた切通。



「日月やぐら」釈迦堂洞門(釈迦堂切通)の上方西側にあるやぐら群の中の一つ。


「日月やぐら」の内部の壁面には丸い穴(納骨穴)があります。

これが太陽と月の形に見えることから「日月やぐら」と呼ばれています。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「日月やぐら」周りには七基のやぐらが並んでいます。








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公開期間中はガイドツアーも実施されています(毎日)。

所要時間は約40分
1回目 10:15~
2回目 11:00~
3回目 14:00~
4回目 15:00~



釈迦堂切通が通行止めとなっているので浄明寺側からは行けません。

大町側からのアクセスとなります。





大町釈迦堂口遺跡


日本遺産「いざ、鎌倉」

歴史めぐり源頼朝


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