投稿

6月 12, 2011の投稿を表示しています

陸奥イソの鎌倉案内書と瓶ノ井~明月院~

イメージ
明月院 の開山密室守厳を祀る宗猷堂の横にある井戸は、 鎌倉十井 の一つ 「瓶ノ井」 (つるべのい)です。 内部に水瓶のようなふくらみがあることから、 「瓶ノ井」 と呼べれているそうです。 「甕ノ井」(かめのい)とも呼ばれています。 長峯五幸氏の『鎌倉趣味の史跡めぐり』によると・・・ 陸奥イソが著した外国人のための「鎌倉案内書」にも 「瓶ノ井」 が紹介されているようですが、「亀ノ井」となってしまっているそうです。 「水瓶」を「水亀」と勘違いしてしまったのでしょうか・・・。 日本語は難しいです。 イソは、イギリスの貴族出身の外国人です。 夫は外交官を務め、鎌倉同人会の結成や鎌倉国宝館の開設に尽力した陸奥広吉です(広吉の父は陸奥宗光)。 鎌倉を愛したイソは、『吾妻鏡』を読んで鎌倉の歴史を勉強したのだといいます。 そして、外国人向けの鎌倉案内書である『KAMAKURA FACT & LEGEND』が大正7年に発刊しました。

得宗専制政治を確立した北条時頼~明月院~

イメージ
1256年(康元元年)11月22日、執権 北条時頼 はその職を辞任します。 『吾妻鏡』によれば、赤痢を患っていたといいます。 執権の職は一族の北条長時に譲られ、翌日最明寺で蘭渓道隆を戒師として出家します。 以後、 時頼 は「最明寺入道」と呼ばれました。 北条時頼廟 明月院 の境内にあります。 ここには 時頼 が建てた最明寺があったといいます。 時頼 の隠居所でした。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 時頼 は出家して隠居した後も政治の実権を握り続けます。 朝廷でいう「院政」といった感じなのでしょうか・・・。 ※「出家」というのは「引退」を意味するものではなく、「遁世」(とんせ)というものを経ることによって初めて俗世から退くということになるのだそうです。 時頼 の時代(執権時代も含めて)には、「深秘の御沙汰」と呼ばれる秘密会議が頻繁に開かれています。 この会議は、北条氏一族や側近の有力者を自邸に招集して開かれるものですが、重要政務の決定がなされていました。 そして、「深秘の御沙汰」による重要政務の決定は、 執権 ・ 連署 ・ 評定衆 の政治制度(合議制による政治)を骨抜きにし、北条氏嫡流家である 得宗 による専制体制の確立へとつながっていきます。 時頼 の隠居政治は、執権政治を「合議制」によるものから、「 得宗 による独裁的な政治」へと変化させたということになるのかもしれません。 北条時頼の墓 1263年(弘長3年)11月22日、37歳で亡くなりました。 『吾妻鏡』には、坐禅をくみながら臨終をむかえたたことが記されています。 時頼 は、禅宗に帰依し、蘭渓道隆や兀菴普寧などの名僧を迎えて熱心に参禅していたといいます。 明月院 https://www.yoritomo-japan.com/page138meigetuin.htm

明月院の青地蔵・花想い地蔵・赤地蔵

イメージ
青地蔵 本来は、本堂後庭園にいらっしゃるようです。 現在出張中で、門前で参拝者をお出迎えです。 花想い地蔵 いつも季節の花を抱えています。 宗猷堂前にいらっしゃいます。 赤地蔵 本堂後庭園で参拝者をお迎えしてくれています。 明月院のアジサイ2011/06/17 http://okadosblog.blogspot.com/2011/06/20110617.html 明月院のハナショウブ2011/06/17 http://okadosblog.blogspot.com/2011/06/20110617_17.html 明月院 https://www.yoritomo-japan.com/page138meigetuin.htm 鎌倉手帳 https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html

鎌倉のアジサイとハナショウブ2011/06/17~北鎌倉:明月院~

イメージ
明月院 はアジサイで知られた寺。 そして、この季節、本堂背後の庭園が公開されます。 明月院 のアジサイは、青が鮮やかな「姫あじさい」です。 少しずつ青く染まっていきます。 明月院のアジサイ2011/06/17 本堂背後の庭園には、ハナショウブが植えられています。 明月院のハナショウブ2011/06/17 鎌倉のアジサイ http://www8.plala.or.jp/daisho/kamakura/sizen/ajisai.htm 鎌倉のハナショウブ http://www8.plala.or.jp/daisho/kamakura/sizen/hanashoubu.htm 鎌倉手帳 http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html

鎌倉明月院のハナショウブ~本堂後庭園:2011/06/17~

イメージ
北鎌倉の 明月院 では、6月の ハナショウブ の時期に本堂背後の庭園が公開されます。 迎えてくれるのは赤地蔵。・・・ 明月院の青地蔵・花想い地蔵・青地蔵 後ろにいるはずの青地蔵は門前に出張中です。 雨でしたので花びらが垂れてしまっていますが・・・ 花の色の美しさは十分楽しめました。 ※姫あじさいも見頃を迎えています。 http://okadosblog.blogspot.com/2011/06/20110617.html 鎌倉のハナショウブ http://www8.plala.or.jp/daisho/kamakura/sizen/hanashoubu.htm 明月院「本堂後庭園」 http://www8.plala.or.jp/bosatsu/meigetuin.htm 明月院 http://www8.plala.or.jp/bosatsu/page138meigetuin.htm 鎌倉手帳 http://www8.plala.or.jp/bosatsu/kamakura.html

鎌倉明月院のアジサイ2011/06/17

イメージ
北鎌倉の 明月院 は「紫陽花寺」と呼ばれ、鎌倉を代表するアジサイの名所です。 明月院 のアジサイのほとんどは、淡い青から日ごとに青さが増す「姫あじさい」。見頃です! 門前で迎えてくれるのは「青地蔵」。 姫あじさいの青と一緒です。・・・ 立て看板に「悠久の空の青」「母なる海の青」と書かれていましたが・・・ 本当にきれいな青です。 (写真が良くなくてごめんなさい。) 本堂裏の庭園も公開されています。 ハナショウブ も見頃です。 花想い地蔵もアジサイを抱えてました。 「姫あじさい」の他にも・・・ 雨の日の 明月院 。 「姫あじさい」の青がきれいでした。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆