清水冠者と呼ばれた木曽義仲と木曽義高
木曽義仲 の嫡男で鎌倉に人質として送られてきた 義高 は「清水冠者」と呼ばれます。 「冠者」とは元服したばかりの若者のこと。 では「清水」は・・・ 地名と考えるべきなのでしょう。 参考までに・・・ 義高の父義仲も「清水冠者」と呼ばれていたのだといいます。 義仲が生まれたのは武蔵国の 大蔵館 (現在の埼玉県嵐山町)。 隣地の鎌形には七カ所の湧水があって、古来より「鎌形の七清水」と呼ばれていたそうです。 その一つが 鎌形八幡宮 の 「義仲の産湯の清水」 。 清水の湧き出す地は「清水」と呼ばれる地が多く、鎌形の地も「清水」と呼ばれていた可能性があるようです。 鎌形八幡宮 鎌形という名の由来には、鎌倉の 鶴岡八幡宮 に社殿が似ているからという説があるようです。 義仲産湯の清水 義高も鎌形で誕生したという言い伝えもあるようですが、木曽谷の義仲館で生まれたと考えるべきなのでしょうか・・・ 木曽谷にも清水と呼ばれた地がたくさんあったのかもしれません。 義高の出生地については、全国各地に伝説が残され、小諸市の「弁天の清水」や松本市の「槻井泉神社の湧水」などが「清水冠者」の名の由来とされるているようです。 木曽義仲館址碑 (木曽町:旗挙八幡宮) 旗挙八幡宮 の周辺が義仲館だったようです。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 2022年の大河ドラマ