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長谷の駕籠かきと建長寺の龍の伝説

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雲龍図 (建長寺法堂) 長谷の駕籠かきが 江の島 まで客を送った帰りのことでした。 暗くなった 極楽寺切通 から海辺へと下りてくると、女が 建長寺 まで送ってくれるよう頼んできます。 提灯をかざしてみると、その女はびしょ濡れでした。 身投げをしそこなったのだと思った駕籠かきは、関わり合いになるのを恐れて断りますが・・・ 女は小判一枚を差し出してきました。 大金を見せられた駕籠かきは・・・ 建長寺まで送ることとします。 女を乗せた駕籠かきはかなりの重さを感じたのですが、着物が濡れているせいだろうと思い、走り続けたのだそうです。 そして、 巨福呂坂 を越えて 建長寺 に到着。 女は、 山門 を抜けて 方丈 の前まで行ってくれるよう頼みます。 言われたとおりに方丈前まで運んで女を降ろしました。 女は、駕籠かきに後ろを振り返らないよう言いつけて方丈の庭へ入って行ったのだそうです。 気味が悪くなってきた駕籠かきが急いで帰ろうとすると、後方で大きな水音が・・・ 振り返ってみると水煙のなかに龍の姿が・・・ 驚いた駕籠かきが和尚さんに報告すると、和尚さんは平然として「あれはこの池の主だ」と言ったのだとか・・・ あとで駕籠かきが女からもらった小判を見てみると龍の鱗だったそうです。 建長寺方丈庭園 龍王殿の額 建長寺の 方丈 は龍王殿と呼ばれます。 建長寺 https://www.yoritomo-japan.com/page138kentyoji.htm ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 特別公開4/28・29・30 端午の節句 端午の節句 5月3日 5月6日まで 5月19日 5月15日 ~アジサイの名所~ ~開花・見頃情報~

糊売り婆さんと源頼朝がつくった鎌倉大仏

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鎌倉大仏 は、誰が何のために建立したのか不明という謎の仏像。 そのため、いろんな伝説が残されているようです。 <div style="text-align: center;"> ☆ ☆ ☆ ☆ ☆</div> 源頼朝が鎌倉に入った頃の事。 頼朝は鎌倉には谷戸が多いので、その数を調べることとしました。 その方法は、谷戸ごとに「のろし」を上げさせて数えるというもの。 一番高い山に登って「のろし」を数えていた頼朝は、長谷の谷戸で五色の煙をたなびかせている「のろし」を発見。 さっそく、家来に命じて調べさせました。 すると、一人の婆さんが「麻のから」と「胡麻のから」を燃やしていたのだそうです。 「五色ののろし」に感心した頼朝は、婆さんを呼び出して褒美をとらせることとします。 糊を売ることを生業としていた婆さんは「鎌倉での糊の販売の独占権」を望みます。 頼朝はすぐに婆さん以外の者が糊を売ることを禁止しました。 やがて、婆さんは大金持ちになります。 そして・・・ 大金持ちになれたのは仏様のおかげと考えた婆さんは、長谷の谷戸に大きな仏像を造ることを思い立ち、頼朝に仏像建立の許しを願い出ました。 頼朝は婆さんの奇特な志に感心し、自分も大金を出して助力したのだとか・・・ 出来上がったのが 鎌倉大仏 。 昔は、こんな話も語り継がれていたようです。 鎌倉大仏 https://www.yoritomo-japan.com/page136kotokuin.htm ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 特別公開4/28・29・30 端午の節句 端午の節句 5月3日 5月6日まで ~アジサイの名所~ ~開花・見頃情報~

北鎌倉:浄智寺参道のシャガ2019/04/23

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浄智寺参道の シャガ の群生。 浄智寺 https://www.yoritomo-japan.com/page138jyotiji.htm ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ~アジサイの名所~ ~開花・見頃情報~ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆