別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2018年9月29日土曜日

源頼朝の四天王寺参詣

1195年(建久6年)3月、東大寺大仏殿落慶供養に参列するため上洛した源頼朝は、四天王寺にも参詣しています。


 四天王寺

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『吾妻鏡』によると・・・

5月20日午前6時頃、京都を出発。

洛中は牛車で、鳥羽からは丹後局から借りた船で進み、日中に渡辺の津に到着。

再び牛車で四天王寺に向かいます。

北条政子の牛車が並び、女官の牛車が続きます。

先陣の随兵、牛車に続く供奉人、後陣の随兵は皆騎馬でした。

正午頃に四天王寺に到着。

まずは寺門の外の念仏所に入り、続いて本尊を参拝。

灌頂堂で待っていた別当の定恵法親王に挨拶し、重宝を拝見して宿所へ帰っています。

その後、銀製で蒔絵が施された御剣を太子堂に奉納。

定恵法親王には、銀製の鞍を置き、組み緒を掛けた灰色に少し白い毛がまじった馬一頭が贈られ、寺中の僧侶には絹の布類が与えられました。

※定恵法親王は後白河法皇の皇子




 四天王寺






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源頼朝をめぐる大阪

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