源頼朝の富士巻狩りと曽我兄弟の仇討ちをめぐる!~富士宮市~
井出家の高麗門と長屋 井出氏は中世に駿河国富士郡井出郷を支配していた土豪。 1193年(建久4年)5月15日、 巻狩り を催すため富士裾野に到着した 源頼朝 は、井出館を宿営の場所にしたのだと伝えられています。 狩宿の下馬桜 井出家の前の桜は、 源頼朝 が馬を繋いだというシロヤマザクラ。 駒止めの桜とも呼ばれています。 白糸の滝 白糸の滝 は世界文化遺産 「富士山」 の構成資産。 この滝を見た頼朝は・・・ 「この上に いかなる姫や おはすらん おだまき流す 白糸の滝」 と詠んだのだとか。 お鬢水 白糸の滝 の上のある お鬢水 は、 源頼朝 が鏡のような美しい水面に顔を映して 鬢のほつれを直したという清水。 お鬢水 江戸時代には富士講の霊場となりました。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 源頼朝 が催した 富士裾野の巻狩り では、 曽我兄弟の仇討ち 事件が発生しました。 音止の滝 白糸の滝 の隣にあるのが 音止の滝 。 曽我兄弟 の伝説が残された名瀑。 曽我の隠れ岩 曽我兄弟 が討ち入りの相談をしたという場所。 曽我の隠れ岩 この岩の東には工藤祐経の墓があります。 工藤祐経の墓 曽我兄弟 に討たれた 工藤祐経の墓 と伝えられています。 工藤祐経の墓 ここは、 富士裾野の巻狩り で工藤祐経の陣所があったという所。 曽我兄弟の墓 工藤祐経の陣所に討ち入り、見事に父の仇を討った 曽我兄弟 でしたが・・・ 曽我兄弟の墓 兄の十郎祐成は 仁田忠常 に討たれ、弟の五郎時致は捕えられて処刑されます。 曽我兄弟の墓がある地は十郎祐成が討たれた所と伝えられています。 曽我八幡宮 曽我八幡宮 は、1197年(建久8年)、 源頼朝 が 畠山重忠 を遣わして創建させたという社。 曽我八幡宮 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 2022年の大河ドラマ