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江の島道(手広~津~腰越~片瀬)

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「江の島道」といっても様々な道がありますが、ここで紹介する道は、藤沢から鎌倉へと向かう県道32号の手広交差点付近から  鎖大師(青蓮寺)  を通って  江の島  へと通ずる道です。 三十番神宮 https://www.yoritomo-japan.com/page139sanjyuban.htm 現在の本当の名称は「稲荷神社」なのだそうです。 しかし、昔は、「番神さん」と呼ばれた仏教的なお堂で、日蓮信者だった島村采女によって建てられたと伝えられています。 采女は玉縄北条氏の家臣で腰越津村に住み、 龍口寺 の土地を寄進したのは采女でした。 椿地蔵 https://www.yoritomo-japan.com/page139tubaki-jizo.htm かつては立派な椿の木の下にあったので「椿地蔵」と呼ばれているそうです。 現在は、手広交差点の鎌倉寄りの県道32号線沿いに安置されています。 道  標 椿地蔵 の前に建てられた道標。 「右 鎖大師( 青蓮寺 )をへて 江の島 に至る」・「左 かまくら道」と刻まれています。 道標に従って進むとだんだん懐かしい景色に変わってきます。 古道といった景色です。 かなり大きなな古民家もあります。 成瀬家の住宅 http://www2.tba.t-com.ne.jp/naruse/ 鎌倉市の景観重要建築物等に指定されています。 一般公開されていませんが、「古民家お食事処」となっているようです。 青蓮寺 https://www.yoritomo-japan.com/page139shorenji.htm 懐かしい道から、現在の主要道(県道304号線)に出ると高野山真言宗の青蓮寺です。 本尊は「鎖大師」として知られる弘法大師の裸像です。 関節が動くように細工がされていることから「鎖大師」と呼ばれているようです。 もとは 鶴岡八幡宮 の 等覚院 に安置されていました。 熊野神社 https://www.yoritomo-japan.com/page139kumano.htm 手広の鎮守です。 青蓮寺 の西側にあります。 「神さまがドンドンと音をたてて出てくる神社」と伝えられてき

鎌倉アルプスの散策☆後編☆(天園~十王岩~建長寺)

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鎌倉アルプスの後編は、天園の見晴台(岩)から 建長寺 までを紹介します。 茶店で一休みして、鎌倉の最高峰大平山、鷲峰山、十王岩を経て 建長寺 へと向かいます。 天園には二軒の茶店があります。 大平山 鎌倉で一番高い山です(159.2メートル)。 鎌倉の山は、低い山ですが、甘く見ると大変です。 大平山の山頂からは、遠く横浜のビルも見えます。 もちろん鎌倉の景色も楽しめます。 建長寺 方面から来ると、 この難所を登りきれば大平山です。 この岩が見えてくると、 その下方は 「百八やぐら群」 です。 気付かず歩いている方が多いようですが、 たくさんの「やぐら」の上を歩いています。 すぐに案内標識があります。 「今泉台住宅地方面」に下りれば、 鎌倉湖(散在ヶ池) へ・・・。 「覚園寺方面」へ下りれば、 百八やぐら群 を経て 覚園寺 です。 JR大船駅からバスで「今泉不動」のバス停まで来て、 称名寺 を拝観後、 鎌倉湖 の山を越えて→ 天園ハイキングコース という散策コースもあり得ます。 または、バスで「今泉不動」で下車せず、「半僧坊下」のバス亭まで行くと、 天園ハイキングコース はすぐそこになります。 百八やぐら 鎌倉では最大のやぐら群です。 その数は180穴ともいわれています。 その数の多さから、 仏教でいうところの百八の煩悩になぞらえて付けられた名ということです。 https://www.yoritomo-japan.com/yagura-hyakuhati.htm 弘法大師像 やぐらの上の高台にある弘法大師像です。 台座には「第八十八番本尊薬師如来讃岐国大窪寺」と彫られています。 さらにその下には「鷲峰山」(じゅぶせん)と彫られています。 倒れた道標 「建長寺道」と刻まれた道標が倒れています。 朱垂木やぐらへの道 倒れた「建長寺道」を示す道標から、斜めに下る道があります。 http://okadosblog.blogspot.com/2010/10/blog-post_07.html この道は 「朱垂木やぐら」 を通って、 建長寺 塔頭の 回春院 へと通じています。 十王岩 岩に彫られた十王像。風化が激しく何が何の像なのか判別が困難で