別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2024年3月17日日曜日

摂政になった藤原兼家~光る君へ第11話~


986年(寛和2年)の寛和の変花山天皇が退位し、一条天皇が即位したことで藤原兼家は摂政となりました。

関白太政大臣だった藤原頼忠は、関白の地位は失いますが、太政大臣としての地位は維持します。

左大臣源雅信は続投。

雅信は円融法皇の信頼を得ていました。

兼家は、円融法皇と意見が対立することもあったようです。

右大臣には、花山天皇が寵愛した藤原忯子の父藤原為光が就任。

為光は兼家の異母弟。

左大臣に雅信が残ったことで全権を奮うに至らない兼家は、為光と連携するため右大臣としたのだといいます。


📎摂政・関白と摂関政治


一条天皇の生母詮子は皇太后に。

兼家の長男道隆は大納言。

三男道兼は参議。

五男道長も同年中に三度の叙位を受けて従四位下・左近衛少将になっています。

そして、東宮(皇太子)には居貞親王(のちの三条天皇)が立てられました。


📎両統迭立の皇位継承~冷泉系と円融系~



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