別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2026年3月31日火曜日

義経まつり2026~鎌倉満福寺で義経慰霊の祭 4月18日~


源義経が兄の源頼朝に宛てて綴った「腰越状」で知られる満福寺「義経まつり」が開催されます。





1185年(元暦2年)、壇ノ浦で平家を滅ぼした義経は、平家の総大将平宗盛を護送し、鎌倉に凱旋しようとしますが、兄の頼朝は鎌倉に入ることを許しませんでした。

理由は、義経が頼朝に無断で朝廷から左衛門少尉の任官と検非違使の宣旨を受けてしまったから(義経の無断任官)。

満福寺に留まることを余儀なくされた義経が弁明のために書いたのが「腰越状」です。


源義経の腰越状


しかし、頼朝が義経を許すことはなく・・・

義経は京に戻りますが、兄弟の対立は決定的に。

都を落ちた義経は、九州へ向かいますが摂津国大物浦で難破。

吉野山へ逃れ、行動を共にしていた静御前と別れます。

その後、奥州平泉へ。

しかし、頼りとしていた藤原秀衡が亡くなると、その子泰衡に攻められ衣川館で自刃。


「義経まつり」は、不遇の死を遂げた源義経の偉業を偲ぶもの。



義経まつり


満福寺


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


吉野山

静の舞
義経を慕う静御前の舞

源義経最期の地


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2026年3月30日月曜日

源氏の「白旗桜」~鎌倉の桜 オオシマザクラ~


源氏山公園の桜


オオシマザクラは、ヤマザクラとともに鎌倉市の木に制定されている桜。

おしべの1本が白い旗のように細長くなった花が咲くことから、「源氏の白旗」に例えられて「旗桜」・「白旗桜」とも呼ばれます。

「旗立山」とも呼ばれる源氏山には多くのオオシマザクラが植えられています。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


源実朝はこう詠みました。

「風さわぐ をちの外山に 雲晴れて 桜にくもる 春の夜の月」

(山に風が吹き、雲を晴らし、桜に曇って、月が浮かぶ)

鶴岡八幡宮には八重桜の「実朝桜」が植えられていますが、八重桜はオオシマザクラとヤマザクラなどの種間雑種。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


オオシマザクラ

ヤマザクラ


源氏山の桜~源氏山公園・葛原岡神社~


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


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2026年3月29日日曜日

鵐窟縁起の碑~真鶴 鵐窟:源頼朝伝説の石碑~


『吾妻鏡』によると、1180年(治承4年)、伊豆国で源氏再興の挙兵をした源頼朝は、石橋山の戦いに敗れ、真鶴から安房へと船出しています。


船出した浜は岩海岸、船出まで潜伏していた洞穴が鵐窟(しとどのいわや)と伝えられています。

頼朝が鵐窟に滞在している間、食料を提供した者は「五味」、警護にあたった者は「御守」、樹木で洞穴を覆い隠した者は「青木」の名字を賜ったのだとか。

以来、「真鶴の三名家」と言い伝えられてきました。




「真鶴の三名家」の一つ五味家の演貞は、1645年(正保2年)、僧・蔭山に依頼して『鵐窟縁起』を作成。

頼朝の伝説を後世に伝えるため、その紀文と頼朝の絵像を鵐窟の岩石に刻みました。

それが「鵐窟縁起の碑」で、現在は真鶴町民センター入口に置かれています。

『鵐窟縁起』には、石橋山の戦いに敗れた頼朝が村人の助けを得て、安房へと渡り、その後鎌倉に幕府を開き古今天下泰平の世を築いたことが記されています。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


鵐窟

鵐窟は、かつては海に面した巌窟で、船でなければ辿り着くことができなかったそうです。

伝説によると、頼朝を探す大庭軍が巌窟に踏み込もうとしますが、鵐(しとど)という鳥が群れを成して飛び立っていったため、「人はいない」と判断して立ち去っていったのだとか。

鵐は架空の鳥。




頼朝が船出した岩海岸には、「源頼朝開帆處(かいはんしょ)の碑」が建てられています。




岩海岸では、2025年から「源頼朝旗挙祭」が開催され、巨大鍋で料理された「頼朝旗挙げ鍋」が振舞われます。

2026年は3月22日に開催されました。




源頼朝船出の浜 真鶴町


源頼朝旗挙祭


土肥祭


湯河原・真鶴の源頼朝伝説

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2026年3月27日金曜日

鶴岡八幡宮の桜2026/03/27~週末は八幡さまで花見!~


段葛

3月27日午前8時40分頃の段葛の様子。

桜は、ほぼ全ての木で開花が始まっているようです。


3月26日現在のウェザーニュースの予想では、

3月27日五分咲き
3月29日満開
4月4日桜吹雪

となっていますが、まだ「ちらほら咲いた」という程度。





なかには三分咲き程度まで開花が進んだ木もあるようですが、全体的には一分咲き。

ただ、今日の鎌倉の最高気温は19℃になる予想が出ています。

明日28日の最高気温も19℃。


約500メートルの参道の中間付近ではこんな光景も見受けられますので、一気に開花が進むのかと思われます(期待を込めて。)。

段葛は「遠くから眺める桜」ではなく、桜の木の下を歩いて鑑賞する「見上げる桜」

桜は下から開花が進んでいきます。

たとえ満開にならなくとも下部が五六分咲きになっていれば「見上げる桜」を十分に楽しめるのかと・・・




☆ ☆ ☆ ☆ ☆


源氏池

3月27日午前9時頃の源氏池の様子。

3月26日現在のウェザーニュースの予想では、

3月27日五分咲き
3月29日満開
4月4日桜吹雪



源氏池の南側では、ウェザーニュースの予想どおり今日中には五分咲きになるのかもしれません(期待を込めて。)。。








源氏池の桜は、神苑ぼたん庭園に入らないと「遠くから眺める桜」になってしまいますが、入園すれば段葛の桜と同じく「見上げる桜」。

今日(27日)の午前中でも「見上げる桜」がかなり美しく見えましたので、28日(土)・29日(日)はさらに美しい景色となるはず。

たとえ満開にならなくても花見は楽しめます。




神苑ぼたん庭園では、春ぼたんも見ごろ。


神苑ぼたん庭園は、3月20日から開園しています。

【開園時間】
9:00~16:30

【入園料】
大人500円
高校生以下200円


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


静桜

大石段横では、源義経の愛妾静御前の聖地の一つ福島県郡山市から移植された静桜の開花も始まっています。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


楼門前から見える桜道

今日・明日で開花が進めば、29日には桜色になるはず。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


鶴岡八幡宮の桜


段葛の桜~鶴岡八幡宮~

源氏池の桜~鶴岡八幡宮~


鶴岡八幡宮


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