(越前市 蔵の辻)
「ふるさとに 帰る山路の それならば 心やゆくと ゆきも見てまし」
父・藤原為時とともに越前武生で暮らした紫式部が「早く都へ戻りたい」という思いから詠んだ歌。
雪掻きをして山のようになった雪に登った人が、「外に出てこの山をご覧なさいませ」
と言うが・・・
それが都へ帰る途中の鹿蒜山(かえるやま・木ノ芽峠)なら喜んで見てみようと思うけれど・・・
(南越前町)
鹿蒜神社は、996年(長徳2年)、木ノ芽峠を越えて武生へ向かったといわれる紫式部が参拝したという社。
歌の中の「帰る山路」は「鹿蒜山」(帰山)のことで、「鹿蒜」と「帰る」を懸けたものらしい。
2月23日オープン
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