大河ドラマ「光る君へ」(第2回)で、主人公のまひろ(紫式部)が細工師の男に代筆した夕顔の歌は・・・
『源氏物語』~夕顔の巻~で光源氏が夕顔に贈った歌。
ある夏の日、五条の大弐の乳母を見舞いに出かけた光源氏は白い夕顔の咲く家の女から和歌を贈られた。
「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花」
そして、光源氏が返した歌が
「寄りてこそそれかとも見めたそかれにほのぼの見つる花の夕顔」
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仲秋の名月の頃、光源氏は夕顔を寂れた某院に連れ出すが、夕顔は女の物の怪に襲われて命を落としてしまう・・・
河原院は、光源氏のモデルの一人とされる源融が造営した大邸宅。
光源氏が夕顔を連れ出した某院は、河原院がモデルともいわれる。
渉成園は、東本願寺の飛地境内地。
河原院の一部だった地。
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夕顔之墳の石碑は夕顔の墓の場所を示すもの。
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遍照寺は、村上天皇の第七皇子・具平親王の妾妻・大顔の急死の伝説が残された寺。
夕顔は大顔がモデルといわれる。
広沢池は、遍照寺の庭池で大顔が物の怪に襲われて急死したという池。
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