別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年9月14日水曜日

仏教の色・・・五色の幕と散華  

建長寺山門に掛けられた五色幕


五色幕は、仏教の寺院であることを表すとともに、釈迦の教えを伝えていくという意味があるだそうです。


仏教の五色とは・・・


青(緑)・・・釈迦の髪の毛の色。

心身ともに動揺することがなくなった安定した状態「禅定」(ぜんじょう)を表します。


・・・釈迦の体の色。

豊かな姿で確固とした揺るぎない性質「金剛」を表します。


・・・釈迦の血の色。

大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない「精進」を表します。


・・・釈迦の歯の色。

清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める「清浄」(しょうじょう)を表します。


樺(紫)・・・釈迦の袈裟の色。

あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ「忍辱」(にんにく)を表します。





妙本寺で撒かれた五色の散華


よくお寺の法要の際に「蓮の花びら」を模した色紙が撒かれます。

これを「散華」(さんげ)というそうです。

いろんな散華があるようです。→→→散華美術館


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