建長寺山門に掛けられた五色幕
五色幕は、仏教の寺院であることを表すとともに、釈迦の教えを伝えていくという意味があるだそうです。
仏教の五色とは・・・
青(緑)・・・釈迦の髪の毛の色。
心身ともに動揺することがなくなった安定した状態「禅定」(ぜんじょう)を表します。
黄・・・釈迦の体の色。
豊かな姿で確固とした揺るぎない性質「金剛」を表します。
赤・・・釈迦の血の色。
大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない「精進」を表します。
白・・・釈迦の歯の色。
清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める「清浄」(しょうじょう)を表します。
樺(紫)・・・釈迦の袈裟の色。
あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ「忍辱」(にんにく)を表します。
妙本寺で撒かれた五色の散華
よくお寺の法要の際に「蓮の花びら」を模した色紙が撒かれます。
これを「散華」(さんげ)というそうです。
いろんな散華があるようです。→→→散華美術館