別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2024年8月4日日曜日

『源氏物語』に出てくる「かささぎ」(カササギ)




紫式部『源氏物語』「宇治十帖」~浮舟の巻~にこう書いています。


「山の方は霞隔てて、寒き洲崎に立てる かささぎ の姿も、所からはいとをかしう見ゆるに、宇治橋のはるばると見わたさるるに、柴積み舟の所々に行きちがひたるなど・・・」

山には霞がかかり寒い洲にいるかささぎの姿も風情がある。

宇治橋の方を見ると柴を積んだ舟が所々に行き交っている。


浮舟宇治橋の和歌を詠み交す場面ですが、州に立っている「かささぎ」とは?

鵲(かささぎ)という鳥がいるようですが、州に立てるような鳥ではないようです。

とすると鷺のことか???




宇治十帖は、『源氏物語』五四帖のうちの最後の十帖。

美しいと評判の光源氏の子のと孫の匂宮、そして、美しい姫君の大君中の君浮舟の悲しい恋物語。

匂宮と浮舟の像は、匂宮と浮舟が小舟で宇治川に漕ぎ出す場面をモチーフにしたもの。



宇治橋の西詰に紫式部像・・・








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