今日では「元旦に初詣」は当然のことようですが、昔の初詣は日柄を考えながら行われていたようです。
しかし源頼朝は元旦に鶴岡八幡宮に参拝する事を定めます。
『吾妻鏡』によると、1181年(治承5年)1月1日卯刻(午前6時頃)、頼朝は鶴岡八幡宮を参拝しています。
そして、日柄などのことは関係なく1月1日の朝を「鶴岡八幡宮へ奉幣奉るの日」と定めました。
これが鶴岡八幡宮の元旦初詣の始まりだといいます。
※元旦とは1月1日の朝のこと。
『吾妻鏡』によると・・・
源頼朝の鶴岡八幡宮への初詣は、
1182年(養和2年)1月1日午前6時ごろ参詣。
1183年(寿永2年)『吾妻鏡』欠落。
1184年(寿永3年)の参詣は前年末に上総広常暗殺事件があったため参詣せず(代理参詣・藤原邦道)。
1185年(元暦元年)1月1日午前6時ごろ参詣。
1186年(文治2年)1月1日の記述なし。
2日、北条政子とともに甘縄神明神社参詣。
1187年(文治3年)1月1日、北条政子・嫡男頼家とともに参詣。
1188年(文治4年)1月1日参詣。
1189年(文治5年)1月1日参詣。
1190年(文治6年)1月1日参詣。
1191年(建久2年)1月1日に参詣の記述なし。
1192年(建久3年)1月1日午前6時ころ参詣。
1193年(建久4年)1月1日参詣。
1194年(建久5年)1月1日参詣。
1195年(建久6年)1月1日に参詣の記述なし。
1196年(建久7年)から1199年(建久10年)の頼朝の死まで『吾妻鏡』欠落。
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