別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2017年12月11日月曜日

魔除けの角大師~比叡山延暦寺の元三大師堂~

比叡山延暦寺横川にある四季講堂は、比叡山延暦寺の中興の祖・慈恵大師(良源)の住居跡。

慈恵大師は、命日が正月の3日であることから、一般には元三大師と呼ばれているそうです。



疫病に苦しむ人々を救うため禅定に入り、骨ばかりになって鬼の姿になった元三大師を弟子の明普阿闍梨が写しとったもの。

その絵を見た元三大師は、その絵を病魔退散のお札にして比叡山の麓の坂本や京都の民家に配らせたのだそうです。

お札は「角大師」(つのだいし)と呼ばれ、あらゆる病気の平癒と厄難の消除に御利益があることで、全国的に崇められています。


このお姿が描かれた護符は、魔除け札として玄関、神棚、仏壇などに貼るそうです。


おみくじ発祥の地

現在のおみくじの形は、元三大師が考え出したものとされ、観音菩薩から授かった言葉が原点なのだという。


 元三大師堂

 比叡山延暦寺







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