第二十三話では、征夷大将軍となった頼朝が富士裾野で大規模な巻狩りを催しました。
その時に起こったのが曽我事件。
曽我十郎祐成と五郎時致の兄弟が頼朝の暗殺を企てますが・・・
失敗に終わりました。
次回は範頼が・・・
井出氏は中世に駿河国富士郡井出郷を支配していた土豪。
1193年(建久4年)5月15日、巻狩りを催すため富士裾野に到着した頼朝は、井出館を宿営の場所にしたのだと伝えられています。
白糸の滝は世界文化遺産「富士山」の構成資産。
富士の巻狩りで白糸の滝を見た頼朝は・・・
「この上に いかなる姫や おはすらん おだまき流す 白糸の滝」
と詠んだのだとか。
白糸の滝の上のあるお鬢水は、頼朝が鏡のような美しい水面に顔を映して鬢のほつれを直したという清水。
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頼朝が催した富士裾野の巻狩りでは、曽我兄弟の仇討ち事件が発生しました。
白糸の滝の隣にあるのが音止の滝。
曽我兄弟の伝説が残された名瀑。
曽我兄弟が討ち入りの相談をしたという場所。
曽我兄弟に討たれた工藤祐経の墓と伝えられています。
ここは工藤祐経の陣所があったという所。
工藤祐経の陣所に討ち入り、見事に父の仇を討った曽我兄弟でしたが・・・
兄の十郎祐成は仁田忠常に討たれ、弟の五郎時致は捕えられて処刑されます。
曽我兄弟の墓がある地は十郎祐成が討たれた所と伝えられています。
曽我八幡宮は、1197年(建久8年)、頼朝が畠山重忠を遣わして創建させたという社。
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