藤原惟成は、花山天皇の時代に藤原義懐とともに実権を握った貴族。
惟成には、清貧であった頃に支えてくれた妻がいたが、花山天皇が即位すると離縁し源満仲の婿となってしまいます。
『 古事談』によると・・・
怒った元妻は、貴船神社に詣でて惟茂が乞食になるよう祈願。
すると、夢の中で「大きな幸を得た惟茂を今すぐ乞食にすることはできないが、少し待つように」と告げられた。
それから間もなく花山天皇が出家(寛和の変)。
惟成も出家して長楽寺辺りで乞食となり、元妻から食事や白米などを施されたのだとか。
貴船神社は水源を守る神。
寛和の変後には、和泉式部が祈願して夫との復縁が叶ったことから縁結びの神としても信仰されるようになったのだとか。
鞍馬寺に預けられてた遮那王(源義経)が平家討滅の祈願をしたとも伝えられています。
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