1008年(寛弘5年)11月1日、藤原道長の土御門邸では、一条天皇の第二皇子・敦成親王(のちの後一条天皇)の「五十日の祝い」が行われた。
禁色の着用を許された少輔の乳母が親王を抱き、御帳台の内で裳唐衣を着た北の方・源倫子が抱きとった。
中宮・藤原彰子は、葡萄染めの五重襲の袿に蘇芳の御小袿を着ている。
そして、道長が餅(もちい)を供した。
紫きぶ七橋は、紫式部が暮らした越前武生を流れる河濯川に架かる七つの橋。
高欄に『紫式部日記絵巻』や『源氏物語絵巻』の一場面がレリーフとしてはめこまれている。
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