箱根神社は、箱根権現と呼ばれた古社。
源頼朝も崇敬し、石橋山の戦いで敗れたときは、別当の行実とその弟永実に匿われています。
その後、鎌倉に幕府を開いた頼朝は、箱根権現・走湯権現(伊豆山権現)と三嶋社を参詣する「二所詣」を始め、鎌倉幕府の公式行事としています。
箱根神社元宮は山岳信仰の霊山・駒ヶ岳の山頂にある社。
古代から山岳信仰の霊場。
九頭龍神社は、芦ノ湖に伝わる九頭龍伝説の聖地。
開運隆盛、金運守護、商売繁盛、縁結びのパワースポット。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
箱根神社の矢立の杉は、坂上田村磨呂が蝦夷討伐の際に矢を献上して武運長久を祈願したのだという古木。
前九年の役に出陣した源頼義もこれに倣って矢を奉納したのだと伝えられています。
源義家、為義、義朝、頼朝、義経も箱根権現を崇敬し、義経が奉納したという太刀「薄緑丸」(うすみどりまる)が伝えられています。
薄緑丸は、頼朝が帯びた「髭切」(ひげきり)とともに源氏重代の太刀として伝えられる「膝丸」(ひざまる)だという説も。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆ ☆ ☆