別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2020年6月1日月曜日

阿野全成・・・源頼朝の異母弟


阿野全成は、源頼朝の異母弟。

母は常盤御前

幼名は今若。

1159年(平治元年)に父義朝平治の乱に敗れると、母と弟2人(乙若・牛若)とともに平清盛に捕らえられ、醍醐寺に預けられました。


醍醐寺

1180年(治承4年)、源頼朝が挙兵すると、醍醐寺を抜け出し頼朝のもとへ駆けつけています。

そして、頼朝と一緒に鎌倉入りを果たしました。


その後、北条政子の妹保子と結婚し、駿河国の阿野荘を与えられ「阿野」の苗字を名乗りました。

1192年(建久3年)、源実朝が誕生する乳母夫となっています。


(沼津市)

頼朝の死後、源実朝を将軍に据えようとする北条時政の計画に加わりますが、1203年(建仁3年)、源頼家への謀叛の疑いで捕らえられ、常陸国へ流された後誅殺されました(阿野全成の誅殺)。

全成の屋敷があったという場所には、曹洞宗の大泉寺があります。

大泉寺は、全成が屋敷内に建てた持仏堂を前身としているといいます。


阿野全成と嫡子時元の墓
大泉寺







☆ ☆ ☆ ☆ ☆

阿野全成の誅殺

初代執権北条時政

二代執権北条義時


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