遊行上人の寺ということで「遊行寺」と呼ばれています。
遊行寺では、春季開山忌と秋季開山忌があります。
春季開山忌は、遊行寺の開山呑海(遊行四代上人)の遠忌法要で、秋季開山忌は、時宗開祖の一遍の遠忌法要です。
一遍上人像 |
一遍は、各地を行脚(遊行)し、尊敬する空也に倣って躍り念仏を始めます。
1282年(弘安5年)3月1日には、巨福呂坂から鎌倉に入ろうとしますが、八代執権北条時宗に阻止され、翌日、藤沢の片瀬に入って約4ヶ月間にわたる布教を行っています。
鎌倉山ノ内の光照寺は一遍の法難霊場といわれ、片瀬には一遍上人地蔵堂跡があります。
その後も遊行を続け、1289年(正応2年)8月23日に摂津国兵庫島の観音堂で亡くなったといいます。
東海道随一といわれた本堂 |
「ど~んと Coco de 踊らん会」の皆さんの躍り
藤沢で最古といわれる鐘が撞かれると、遊行寺で一番古い建造物という中雀門から、法要のための行列が本堂に向かいます。
鳶職組合による木遣り |
稚児行列 |
藤沢鳶職組合の奉納額 |
かつては、多くの露店が出て、参詣人で賑わったようですが、時代の流れなのか、年々静かな開山忌となっているようです。
24日には、午後5時からは「遊行ばやしコンテスト」が開かれるようです。
遊行寺
https://www.yoritomo-japan.com/yugyoji.htm
鎌倉手帳
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html