別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年5月26日木曜日

茶道と禅道(茶禅一致)~建長寺の茶筅供養~

禅修行では、「眠りたい」とう欲で「他の欲を断ち切る」ということが言われているようです。

睡眠時間も短く修業に励んでいるということなのでしょう。

そのため、修行中に居眠りをしないように茶が用いられてきたといいます。

我が国臨済宗の開祖栄西は、中国宋に渡り禅の修行を積みました。そのときに茶の種を持ち帰り、それを蒔いたといいます。

のちに「茶は養生の仙薬なり・・・」とはじまる『喫茶養生記』を著し、茶の効用を伝えました。

『喫茶養生記』は三代将軍源実朝に献上されています。

これが我が国に茶の習慣が広まるきっかけとなったといいます。

そして、我が国曹洞宗開祖の道元は、『永平清規』の中で茶礼(飲茶の作法)を定めています。


「茶禅一致」・・・
茶道と禅道は一致するという意味から生まれた言葉です。


建長寺では、5月28日に「茶筅供養」が行われています。



茶筅は、湯の注がれた茶を撹拌する道具です。

茶筅供養には、使い古された茶筅が持ち寄られ、茶道の精進と感謝の祈りをこめて、その茶筅が炊きあげられます。


茶碗塚と茶筅塚

唐門の左に建てられています。





茶筅供養

茶筅供養

茶筅供養


建長寺


☆ ☆ ☆ ☆ ☆

鎌倉には、抹茶をいただくことのできるお寺がいくつかあります。

報国寺竹の庭浄妙寺の喜泉庵、円覚寺塔頭佛日庵など・・・


鎌倉のお寺で抹茶


喫茶養生記




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