金剛三昧院は、北条政子が源頼朝と源実朝の供養のために建立した寺院。
現在、金剛三昧院にある多宝塔は、政子が安達景盛に命じて伽藍整備を行なったときのもので、1223年(貞応2年)の建立。
頼朝が寄進したという石山寺(滋賀県大津市)の多宝塔に次ぐ古さ。
では、金剛三昧院の多宝塔は、頼朝のためのものか、実朝のためのものか、それとも両者のためのものか・・・
1281年(弘安4年)に八代執権北条時宗が発給した「関東下知状案」によると、当時の金剛三昧院には二基の多宝塔があったらしい。
現存する多宝塔は頼朝の墳墓堂で、かつてあったもう一基は実朝の墳墓堂だったという説も・・・
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