別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2018年8月12日日曜日

源頼家の誕生日


『吾妻鏡』によると、

1182年(寿永元年)8月11日、夜になって条政子が産気づくと、源頼朝比企邸に赴き、祈祷のための奉幣の使者を伊豆山権現箱根権現と近国8箇所の宮社に派遣しています。

※政子は比企邸を産所としていました。

伊豆山:土肥遠平

筥根:佐野忠家

相摸一ノ宮:梶原景高

三浦十二天:三浦義連

武蔵六所宮:葛西清重

常陸鹿島:小栗重成

上総一ノ宮:上総良常

下総香取社:千葉成胤

安房東条庤:三浦義村

安房洲崎社:安西景益


翌8月12日午後6時頃、政子は男子を出産。

後の源頼家です。

悪魔払いのため、大庭景義らによって「鳴弦」が、上総広常によって「引目」の儀式が行われます。

午後8時頃、乳母になる河越重頼の妻が呼ばれ、初めて乳を与える儀式が行われました。

(河越重頼の娘は、頼朝の乳母だった比企尼の娘です。)


 若宮大路

北条政子が懐妊したことを機に、源頼朝は、鶴岡八幡宮の参道「若宮大路」の造営にとりかかります。

なかなか着手できないでいたのですが、政子の安産祈願のために始められました。

頼朝自らが指揮し、北条時政らの御家人が土や石を運んだのだといいます。







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