~天長地久 鎌倉から~
毎年4月の「鎌倉まつり」では、鶴岡八幡宮で「流鏑馬」が奉納されています。
今年(平成23年)の「鎌倉まつり」は中止となりましたが、東日本大地震による被害を受けた方々の支援のために、社団法人大日本弓馬会の皆さんによる武田流「流鏑馬」が奉納されました。
第一の的の前には・・・、
福島県郡山市から植樹された「静桜」が咲いていました。
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被災地復興支援の募金活動 |
午後一時に出陣! まずは修跋所でお祓いです。 |
~鏑矢奉献と願文奏上の儀~
= 舞殿 =
奉行と射手が昇殿し儀式が執り行われます。
諸役は舞殿の前に並びます。
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~そして、天長地久の式~
「天長地久」とは・・・天地が永久であるかのように物事がいつまでも続くこと。
天下泰平、五穀豊穣、万民救済を祈念する儀式です。
左に3回、右に2回、馬を乗り回し、天と地に対し満月に弓を絞ります。
天に・・・ |
地に・・・ |
~馬場入り~
本日は特別に、流鏑馬馬場に設けられた三つの的の前で、「天長地久の式」が行われました。
~ 騎 射 ~
鎌倉市観光協会会長、鎌倉市長の挨拶の後、騎射がはじまりました。
的を射ない足慣らしのための素馳(すばせ)が行われてから、的を狙う「奉射」と「競射」が行われます。
狙う的は三種類!
式の的(三重丸の的)・板小的・土器三寸の的
式の的 初めは三重丸が描かれた式の的が馬場に建てられます。 |
板小的
次の的は板の的。
命中したときに木が裂ける音がいい音です
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式の的と板小的への「奉射」が数回行われた後、「競射」が行われます。
「競射」は「奉射」を行った射手の中から成績の良かった者が選ばれて行われます。
土器三寸の的に命中した瞬間 |
騎射の後は鎧陣(がいじん)の儀が執り行われます。
東北地方を襲った大地震は、これまでに類を見ない被害をもたらし、原子力発電所の事故も加わって、被災地の皆様方には大変不自由なお暮らしをなされていることと思います。
私には、誰かが開いてくれる催しに参加して、わずかながらの協力をすることしかできませんが、復興を願う思いは皆さんと同じです。
被災地の皆さん!どうか頑張ってください。
流鏑馬(被災地復興支援)~天長地久 鎌倉から~
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東日本大震災 追善供養 復興祈願祭
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鎌倉手帳
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