三十三間堂の本尊は木造千手観音坐像。
造仏を担当したのは奈良仏師運慶の子湛慶。
千手観音坐像胎内の銘文には「康助四代御寺大仏師」とあるようですが・・・
奈良仏師は、平等院鳳凰堂の阿弥陀如来を造立した定朝の孫頼助(らいじょ)を始祖とし、興福寺を拠点に活動していた仏師集団。
康助(こうじょ)は頼助の子。
康助は、主に京都で活動し、1164年(長寛2年)に創建された三十三間堂の造仏を指揮したと考えられています。
湛慶は、康助から四代目の大仏師(康助→康朝→康慶→運慶→湛慶)。
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2025年9月9日から