評論家小林秀雄と詩人中原中也は、同じ女性をめぐって・・・
祖止堂前のカイドウの下で語り合ったといいます。
現在はそれから数えて三代目の木になっているそうです。
~小林秀雄の『中原中也の思ひ出』より~
花びらは死んだ様な空気の中を、まっ直ぐに間断なく、落ちていた。樹陰の地面は薄桃色にべっとりと染まっていた。あれは散るのじゃない、散らしているのだ、一とひら一とひらと散らすのに、きっと順序も速度も決めているに違いない、何という注意と努力、私はそんな事を何故だかしきりに考えていた。
妙本寺
http://www8.plala.or.jp/bosatsu/page043myohonji.htm
鎌倉三大カイドウ
http://www8.plala.or.jp/daisho/kamakura/kaido.htm
鎌倉手帳