別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2024年2月11日日曜日

ちはやはぶる…道長がまひろに贈った恋の歌~光る君へ第6話~


「光る君へ」第6話で、藤原道長は、まひろ(紫式部)に恋の歌を贈ります。


「ちはやぶる 神の斎垣も 越えぬべし 恋しき人の みまく欲しさに」

『伊勢物語』第七十一段「神のいがき(斎垣)」の歌で、伊勢の斎宮の御殿に勅使として参ったある男が、斎宮の女房と色好みの話をした際、女房が個人的な感情を詠んだもの。

(神域に巡らされた垣も越えてしまいそう。

宮廷からおいでになった方をみたくて・・・)

禁制を犯してまで逢いたいという思いを詠んでいます。


📎ちはやぶる 神の斎垣~伊勢物語と源氏物語の歌~


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


斎宮は、伊勢神宮に奉仕した斎王。

紫式部『源氏物語』では、六条御息所の娘が斎宮(斎王)になっています。

「賢木の巻」では、六条御息所は斎宮とともに伊勢へ下るため野宮に滞在。

そこへ、神の斎垣を越えて光源氏が訪れています。





野宮神社は、伊勢神宮に仕える斎王(斎宮)が伊勢に赴く前に身を清めたという「野宮」の一つだった地に鎮座する社。


六条御息所の娘は、帰京後、光源氏の養女となって冷泉帝に入内し、秋好中宮と呼ばれます。


📎ちはやぶる 神の斎垣~伊勢物語と源氏物語の歌~





次回は
打毬(だきゅう)



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☆ ☆ ☆ ☆ ☆


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