伝承によると、頼朝はやがて八重姫と結ばれます。
(伊東市)
音無神社が鎮座する「おとなしの森」は、頼朝と八重姫が密会を重ねた場所と伝えられています。
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八重姫は、頼朝の監視役だった伊東祐親の娘。
2人が結ばれたのは祐親が大番役で留守だった時の出来事でした。
2人の間には千鶴丸と名付けられた男子がいましたが・・・
大番役の任を終えて伊東へ戻った祐親は激怒。
3歳だったという千鶴丸を川底に投げ捨てて殺害。
八重姫を頼朝から取り戻し江間小四郎に嫁がせたのだといいます。
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(熱海市)
さらに・・・
祐親は頼朝討伐を計画します。
祐親の次男祐清からその知らせを受けた頼朝は伊豆山権現(伊豆山神社)に逃れます。
一杯水は、伊東を脱出した頼朝が喉の渇きを潤した泉なのだといいます。
(熱海市)
一杯水で喉の渇きを癒した頼朝。
その後、大楠の下にあった社に開運を祈願したと伝えられています。
その社が今宮神社なのだとか。
(熱海市)
頼朝が匿ってもらったという伊豆山神社には、多くの僧兵がいたのだといいます。
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~八重姫入水の地・真珠院~
(伊豆の国市真珠院)
その後、八重姫は・・・
頼朝のことを忘れられず、頼朝のいる北条館を訪ねます。
しかし・・・
頼朝は、北条時政の娘政子と結ばれていました。
伊東に帰ることもできない八重姫は、真珠ヶ淵の渦巻く流れの中に身を投げたと伝えられています。
八重姫御堂は、悲恋に死んだ八重姫を祀る御堂です。
梯子供養
八重姫御堂に納められている梯子は、八重姫が入水したときに
「せめて梯子があれば救うことができた」
という里人たちの気持ちが、願い事が成就したときに、そのお礼参りとして梯子を供える習慣として残されるようになったのだとか。
がんかけ石
自分の歳の数だけ石をたたくと願い事が必ず成就すると伝えられています。
八重姫主従七女の碑
八重姫に従っていた侍女6人が、真珠ヶ淵に身を投げた八重姫を葬り弔ったのが真珠院のはじまりだともいわれているそうです。
八重姫を葬った侍女たちは、伊東へ帰る途中で自害したといいます。
静岡県内最古の五輪塔
四方に阿しゅく仏・宝生仏・阿弥陀仏・不空成就仏が刻まれた貴重な塔。
1363年の彫られたという磨崖仏
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