九頭龍神社は芦ノ湖に伝わる九頭龍伝説の聖地。
九頭龍神社
むかし、芦ノ湖には里人を苦しめる九頭龍が棲みついていました。
757年(天平宝字元年)、駒ケ岳に入山し修行を積んでいた万巻上人は、里人を救うため湖水の壇に参籠して法力で九頭龍を調伏しました。
その後、九頭龍は龍神として祀られ、湖水祭が執り行われるようになりました。
これが九頭龍神社の始まりです。
今日では、開運隆盛、金運守護、商売繁盛、縁結びの神として信仰されています。
6月13日の例大祭、毎月13日の月次祭には、九頭龍伝説を今に伝える龍神湖水の神事が執り行われます。
弁財天社
九頭龍神社の前にある弁財天社。
奈良時代に堂ヶ島(現在の恩賜箱根公園)に天女が降臨し、弁財天と習合して祀られたのが始まり。
戦後、箱根神社に遷され、1964(昭和39年)に九頭龍神社が現在地に移設されたのを機に、弁財天も勧請されました。
弁財天社前の水中鳥居
白龍神社
「白龍」は「白和龍王」(しろわりゅうおう)を略したもの。
白和龍王は、江戸時代末まで左鵲王(さじゃくおう)と右鵲王(うじゃくおう)と呼ばれる神々とともに箱根権現に祀られていた龍神。
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芦ノ湖畔にある箱根神社は、757年(天平宝字元年)、万巻上人が里宮として創建。