安国論寺は日蓮の小庵があった場所と伝えられています。
本尊は南無久遠実成本師釈迦牟尼仏
日蓮の従者熊王を祀る
御小庵の奥には御法窟と呼ばれる岩窟があって、日蓮が『立正安国論』を著した場所と伝えられています。
『立正安国論』を書き上げ日蓮は、1260年(文応元年)7月16日、宿谷光則を通じて北条時頼に提出します。
しかし・・・
8月27日夜、念仏者らに草庵を焼き討ちされてしまいます。
南面窟は焼き討ちに遭った日蓮が避難した場所と伝えられています。
裏山の鐘楼には日蓮が執筆した題目「南無妙法蓮華経」と「立正安国」の文字が刻まれています。
墓地には日蓮の弟子日朗の荼毘所があります。
かつて山門前には御傘松と呼ばれた松が植えられていたのだといいます。
~化生窟と御硯水~
一度山門の外に出て安国論寺の背後にまわってみると、日蓮が寝泊まりしたという岩窟と井戸が残されています。
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