別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2015年3月19日木曜日

大楠が聳える来宮神社~熱海~

来宮神社は、木の神を祀る神社。

熱海湾で引き上げられた神像が祭神の五十猛命(いたけるのみこと)だったのだと伝えられているようです。

拝殿


大楠

本殿の裏側にある御神木の大楠は、本州一の巨樹といわれています。

この木を1周すれば1年延命し、願い秘めて1周すれば願い事が叶うといわれています。

大楠

かつて来宮神社には7本のクスノキがあったのだといいます。

1859年(安政6年)、熱海村で大網事件という漁業権を巡る事件が起こり、その訴訟費用を捻出するため、5本のクスノキが伐られました。

この大楠も伐られようとしていましたが、樵夫が大鋸を幹に当てようとすると、白髪の老人が現れて立ち塞がったのだといいます。

そして、樵夫の大鋸が真っ二つに折られてしまいました。

これを神のお告げとして、伐ることを中止し、御神木としたのだと伝えられているようです。


第二大楠

もう一つのクスノキは神社の入り口付近にあって、第二大楠と呼ばれています。

第二大楠


弁財天

稲荷社

三峰神社

鳳輦神輿

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