京都五山第三位に列せられた建仁寺は、我が国臨済宗の祖・栄西によって開かれました。
栄西は、1141年(永治元年)、備中(岡山県)で誕生。
比叡山延暦寺で天台宗を学んだ後、2度にわたって宋に渡り臨済禅を学びました。
帰国後、京都で禅を広めようとしますが、比叡山の反対などにより、鎌倉へ下ります。
鎌倉では北条政子や源頼家の帰依を受け、1200年(正治元年)に壽福寺の開山に招かれました。
そして、1202年(建仁2年)、建仁寺の開山に迎えられます。
1206年(建永元年)には、東大寺二代目の大勧進職にも任じられました。
1215年(建保3年)7月5日、建仁寺にて示寂。
我が国曹洞宗開祖の道元は栄西の弟子・明全に師事した。
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