別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2012年1月29日日曜日

世界文化遺産候補・・・鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮


鶴岡八幡宮は、鎌倉に武家の都を創った源頼朝が、1180年(治承4年)に創建した神社です。

鎌倉に入った頼朝は、先祖源頼義が創建した由比郷の鶴岡若宮(由比若宮)を現在地に遷座し、鎌倉の街造りの中心に据え、重要な政治・宗教行事をここで行いました。



上宮(じょうぐう)

上宮は、1191年(建久2年)の大火で焼失してしまった鶴岡八幡宮を再建する際に、大臣山の中腹を削って建てられました。
現在の建物は、徳川十一代将軍家斉の造営(国重文)。
祭神:応神天皇 比売神 神功皇后

若宮(わかみや)

1180年(治承4年)に由比郷の 鶴岡若宮 を遷座した場所が、現在若宮が建っている場所といわれています。
現在の建物は、徳川二代将軍秀忠の造営(国重文)。
祭神:仁徳天皇 履仲天皇 仲媛命 磐之媛命

舞殿(下拝殿)

1193年(建久4年)に新造された唐破風の入母屋造りの建物。
各種儀式・行事が行われている建物です。


鶴岡八幡宮より古くからある地主神。
社殿は室町中期のものと伝えられ、境内で最も古い建物です。
祭神:倉稲魂神


源頼朝源実朝を祀る神社

今宮(新宮)

後鳥羽、土御門、順徳の三天皇を祀る神社


鶴岡八幡宮の参道「若宮大路」を造営する際、琵琶橋付近にあったものを源氏池の島に遷したと伝えられています。
祭神:多紀理毘売命 市寸嶋比売命 多岐都比売命


1187年(文治3年)、源頼朝は「放生会」を行います。これが現在の例大祭のはじまりといわれています。
放生会では流鏑馬が奉納されていました。


1182年(寿永元年)、源頼朝の命により、弦巻田という田を池としたと伝えられています。
太鼓橋(赤橋)もこのとき架けられました。


源頼朝の妻北条政子の安産祈願のため、1182年(寿永元年)に造営されました。
鎌倉時代も今も鎌倉のメインストリート。
若宮大路の中央には「段葛」が築かれています。


鶴岡八幡宮裏の「御谷」(おやつ)と呼ばれている所には、鶴岡八幡宮寺の供僧坊がありました。


世界文化遺産候補21の史跡




鎌倉手帳
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