別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2025年8月9日土曜日

8月10日の深夜から響き渡る読経。~鎌倉覚園寺の黒地蔵縁日~




覚園寺の「地蔵菩薩立像」は「黒地蔵」と呼ばれています。

地獄では、罪人が猛火による「責め苦」にあうそうです。

「黒地蔵」は、地獄で火に苦しんでいる者を見て、少しでも罪人の苦しみを和らげてあげようと、自らが獄卒(地獄の役人)となって火焚きを行いました。

そして、火を焚くうちに、その全身は黒く焦げてしまったのだといいます。

8月10日は黒地蔵の縁日。

深夜0時から開門され、正午頃まで境内には絶え間ない読経が響き渡ります。


朝粥

黒地蔵縁日では朝粥の出店も予定されています。




黒地蔵盆



覚園寺








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ぼんぼり祭
8月6日~9日


鎌倉の四万六千日
8月10日


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夏だ!休みだ!鎌倉だ!

夏の江ノ島


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2025年8月8日金曜日

運慶の父康慶の代表作~興福寺南円堂の諸仏~




興福寺南円堂には、本尊の不空羂索観音像を中心に四天王像・法相六祖坐像が安置されています。


いずれも、1180年(治承4年)の平重衡の南都焼討後の再興像で、慶派仏師の康慶一門による制作。


康慶は、運慶の父。

慶派は興福寺を拠点としていた奈良仏師の傍系ですが、康慶は1177年(治承元年)に後白河法皇蓮華王院五重塔の造仏を担当して法橋の僧位を得ています。

当時、奈良仏師で僧位を得ていたのは康慶にみだったようです。

1180年(治承4年)、南都焼討で全焼した興福寺の復興造仏に正系の成朝とともに参加。

成朝は東金堂と食堂の造仏を担当し、康慶は一門を率いて南円堂の造仏を担当しました。

南円堂の諸仏は1189年(文治5年)に完成させたものです。

その後、法橋より一段上の法眼の位を得た康慶は、1196年(建久7年)、東大寺大仏殿の脇侍像・四天王像の造立に参加しているようですが、間もなく没したものと考えられています。



興福寺


興福寺南円堂

興福寺北円堂


運慶


南都焼討


2025年9月9日から
運慶 祈りの空間








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南都焼討と東大寺の再興 ~重源と源頼朝~


東大寺


歴史めぐり源頼朝


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2025年8月7日木曜日

清水寺の千日詣り~千日分の御利益 8月9日から~


千日詣り 京都清水寺


清水寺「千日詣り」は、一日参拝すると千日分のご利益をいただけるという観音さまの特別な縁日。

8月9日~16日

期間中は本堂内々陣特別拝観が行われます。
9:00~17:00

14日から16日は夜間拝観も。
21:00受付終了



(清水の舞台)

清水寺の本堂内は、外陣(礼堂)と内陣、内々陣の三つに分かれています。

内々陣には三基の厨子が置かれ、中央の厨子には本尊の千手観音立像、向かって右側の厨子には毘沙門天立像、左側の厨子には地蔵菩薩立像が安置されています。

「千日詣り」は、浅草の浅草寺「四万六千日」のもととなった大功徳の日。



清水寺






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六道まいり


源義経をめぐる京都

歴史めぐり源頼朝


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2025年8月6日水曜日

六道まいり~京都のお盆:六道珍皇寺の精霊迎え~




京都のお盆は、「迎え鐘」をうって精霊を迎える行事「六道まいり」に始まります。




六道珍皇寺の門前は、昔から「六道の辻」と呼ばれ、あの世への入口とされてきました。

お盆に冥界から帰る精霊もここを通るとされてきたため、六道珍皇寺にお詣りする風習ができたのだといいます。



六道珍皇寺は鐘は、鐘楼の外に出された綱を引っ張って打ち鳴らします。

その音は十万億土へ響き渡り、その音を聞いて「お精霊さん」(おしょうらいさん)が帰ってくるのだといいます。




六道まいり


六道珍皇寺








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清水寺 千日詣り


源義経をめぐる京都

歴史めぐり源頼朝


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2025年8月5日火曜日

鶴岡八幡宮のぼんぼり祭 8月6日から8月9日




鶴岡八幡宮ぼんぼり祭​は、立秋の前日から8月9日まで行われる鎌倉夏の風物詩。

2025年は8月6日から9日の4日間。



夏越祭
(8月6日)

鶴岡八幡宮ぼんぼり祭は、夏越祭とともに始まります。

源氏池の畔で邪気を祓う神事が行われ、茅の輪をくぐって無病息災を祈ります。

15:00~



立秋祭
(8月7日)

夏の間の無事を感謝し、御神前に鈴虫が供えられます。

17:00~


実朝祭
(8月9日)

最終日は三代将軍源実朝の誕生日。

吹く風の
すずしくもあるか
おのづから
山の蝉鳴きて
秋は来にけり


実朝祭は、白旗神社でで行われます。

10:00~




ぼんぼり祭


鶴岡八幡宮









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鎌倉の8月10日は特別な縁日!

鎌倉の四万六千日

黒地蔵盆


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鶴岡八幡宮例大祭
9月14日~16日


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2025年8月4日月曜日

長浜城の大手門と搦手門


大手は城の表口、搦手は裏口。

羽柴秀吉(豊臣秀吉)が築いた長浜城は大坂夏の陣で豊臣氏が滅亡したことにより廃城となり、解体された築材の大半は彦根城の建設のために使用されたようですが、大手門は大通寺に、搦手門は知善院に移築されています。



大通寺は、彦根城主の井伊直孝の援助で寺域を拡大し、東本願寺別院として発展した寺。

台所門は長浜城の大手門。




知善院は秀吉が鬼門守護のために小谷城下から移転させた寺。

山門は長浜城の搦手門。




大通寺

知善院


長浜城








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大和郡山城


豊臣秀長


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