2024年(令和6年)10月18日、文化審議会は宇治の萬福寺の法堂・大雄宝殿・天王殿を国宝とする答申をしました。
萬福寺は禅宗の一派・黄檗宗(おうばく)の大本山。
中国明の僧・隠元隆琦が開いた寺で、明朝禅を今に伝えています。
法堂(はっとう)は、説法をする場所。
大雄宝殿(だいゆうほうでん)は本堂。
本尊は釈迦如来坐像(脇侍は迦葉と阿難)。
左右には十八羅漢、背後には開山隠元隆琦の像が安置されています。
天王殿には都七福神の一つ布袋尊像が安置されています。
左右には四天王像、背後には韋駄天像。
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萬福寺の伽藍様式は明朝風。
三門、天王殿、大雄宝殿、法堂が一直線に並び、その左右には諸堂が整然と配置され、全てが回廊で結ばれています。
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鎌倉との繋がりを求めて!