山ノ内八雲神社は京都の祇園社(八坂神社)を勧請して創建された社。
江戸時代までは牛頭天王を祀る天王社でした。
そのため例大祭は天王祭とも呼ばれます。
神幸祭は、山崎八雲神社(北野神社)の神輿と合流する行合祭。
山ノ内八雲神社と山崎八雲神社(北野神社)の現在の祭神は、スサノオノミコト。
スサノオと言えば八岐大蛇(やまたのおろち)退治の伝説。
姉・天照大神(あまてらすおおみかみ)の高天原(たかまがはら)で乱行を働いたスサノオは出雲に追放されます。
そこで出会ったのが老夫婦とその娘・稲田姫命(くしなだひめ)。
老夫婦から、娘がヤマタノオロチに食われてしまうこと聞いたスサノオは、娘を嫁にもらう約束でヤマタノオロチを退治したのだといいます。
その際、スサノオが詠んだのが「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣造る その八重垣を」。
これが日本最初の和歌だと言われています。
八雲神社という社名は、この歌に因むもので、山ノ内と山崎の行合祭は、「スサオノとクシナダのめぐり逢い」の伝説を今に伝えている祭事です。
出会いの儀
2025年の神輿渡御は7月20日11:50から
出会いの儀は15:20頃から。
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