別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2025年3月23日日曜日

カエルの板絵~鎌倉歴史文化交流館 企画展・平泉から鎌倉へ~


鎌倉歴史文化交流館では、3月15日から「平泉から鎌倉へー兵どもが夢の先ー」が開催されています。

展示品の中には、かわらけに墨書きされた人面や木版に描かれたカエルの絵も。




これは、奥州藤原氏(平泉藤原氏)の居館だった柳之御所遺跡(平泉館跡)で発見された板絵。

ススキ(弓?)と扇を手にしたカエルが描かれています。

京都・高山寺の国宝 「鳥獣人物戯画」と同時期のものと推測されています。



これは、「鳥獣人物戯画」の甲巻に描かれたカエル。

甲巻には、ウサギとカエルの賞品をかけて弓を射る遊び「賭弓」(のりゆみ)の場面が描かれていますが・・・


その場面でススキの弓と扇を持っているのはウサギ。

平泉の板絵が「鳥獣人物戯画」を真似て描かれたものとすると、作者はウサギとカエルを間違ってしまったのでしょうか?



ウサギとカエルの賭弓は蓮の葉を的にしていたようです。

的の近くには尻尾に火を灯しているキツネがいますが、当たったかどうかを知らせる役のようです。



これは、ケロ平(けろひら)。

カエルの板絵をもとに生まれた岩手県公式キャラクター。





柳之御所遺跡は、奥州藤原氏の居館・平泉館の跡と考えられています。



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