別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2024年8月6日火曜日

今日は夏越祭~鶴岡八幡宮の「ぼんぼり祭」~




鶴岡八幡宮ぼんぼり祭は、夏越祭とともに始まります。

夏越祭では、チガヤで作られた輪をくぐって無病息災を祈ります(15:00~)。

多くの神社で行われるようですが「牛頭天王(須佐之男命)と蘇民将来の伝説」が起源のようです。


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むかしむかしの話。

嫁探しの旅に出た牛頭天王(須佐之男命)。

一夜の宿を求めていると立派な屋敷がありました。

大金持ちの蘇民巨旦(そみんごたん)の家です。

しかし、「貧乏人は泊められない」といって断られてしまいます。

困った牛頭天王。

すると、蘇民将来(そみんしょうらい)という男が話しかけてきました。

「私の家にお泊り下さい」

将来は巨旦の兄でしたが貧乏な暮らしをしていたそうです。

それでも将来は粟飯を炊いて牛頭天王をもてなしました。

喜んだ牛頭天王は、

「あなたの子孫は末代まで私が護ってあげよう」

と言って茅の輪を渡します。

その後、疫病が流行った時・・・

蘇民将来は牛頭天王の茅の輪を腰に巻いていたことで助かり、弟の蘇民巨旦は一家全員死んでしまったのだそうです。


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粽
(ちまき)

京都の祇園祭で授与される「ちまき」には、「蘇民将来子孫也」という護符が貼られています。

「私は蘇民将来の子孫です。病気や災いから護って下さい」という意味があるのだとか・・・。


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今日からぼんぼり祭!
ぼんぼり祭

今年の鶴岡八幡宮ぼんぼり祭は8月6日から9日までの4日間。


鶴岡八幡宮









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8月10日の鎌倉は功徳の日!

黒地蔵縁日

四万六千日


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鶴岡八幡宮例大祭


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