清水寺は、778年(宝亀9年)、奈良興福寺の延鎮が千手観音像を音羽の滝の上に祀ったことに始まります。
798年(延暦17年)7月2日、延鎮に帰依していたという坂上田村麻呂が自邸を仏殿として寄進したのだと伝えられています。
『吾妻鏡』によると、源頼朝は、1180年(治承4年)の挙兵の際、三歳のときに清水寺から賜った二寸銀の聖観音像を髷の中に納めていたのだといいます(参考:しとどの窟)。
1189年(文治5年)、頼朝は、その聖観音像を本尊とする持仏堂を建立。
頼朝の死後、持仏堂は法華堂と呼ばれました(源頼朝墓)。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆