別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2021年12月5日日曜日

北条義時の母


『真名本 曽我物語』には、「北条時政の先妻は、鎌倉殿の御台盤所の母」という記述があります。

鎌倉殿は源頼朝

御台盤所は北条政子


「曽我兄弟の父方の伯母」という記述もあります。

曽我兄弟の父は河津佑泰

河津佑泰は伊東祐親の嫡男。


とすると、北条時政の先妻は伊東祐親の娘で、北条政子北条義時の母ということになります。


では、政子と義時の母は祐親の何女なのか?

『真名本 曽我物語』には、こんな記述も・・・

「伊東祐親には四人の娘がいて、第一は三浦義澄に、第二は土肥遠平に嫁ぎ、第三と第四の娘は親の許にある」

三の妃は美女で源頼朝と結ばれた・・・」

とすると・・・

第四の娘ということになりますが・・・

政子や義時の誕生年からすると、そんなはずがありません。

「鎌倉殿の13人」の時代考証を担当する坂井孝一先生は、この記述は後妻が産んだ娘の事であって、政子と義時の母は先妻が産んだ娘だと推定しています。




政子と義時は、この場所で生まれました。





北条の里~頼朝・時政・政子めぐり~

源頼朝配流の地・北条氏発祥の地


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伊東で源頼朝伝説







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