別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2017年1月20日金曜日

京都五山

五山とは禅宗寺院の格式を表したもので、鎌倉時代に北条氏によって制定されたのが始まりだといいます。

鎌倉幕府が定めた五山では、鎌倉の建長寺円覚寺壽福寺浄智寺と京都の建仁寺が五山に列せられていたと考えられています。

その後、後醍醐天皇、足利尊氏、足利義詮が五山を定め、1386年(至徳3年)、足利義満によって最終的となる京都五山鎌倉五山が決定されました。



五山之上

南禅寺は、1291年(正応4年)の創建。五山の上に置かれ、禅宗寺院の中で最も格式の高い寺とされました。


第一位

天龍寺は、1339年(暦応2年/延元4年)、足利尊氏後醍醐天皇の菩提を弔うために大覚寺統の離宮であった亀山殿を寺に改めました。開山は夢窓疎石


第二位

相国寺は、1382年(永徳2年)、足利義満が将軍家邸宅の「花の御所」の隣接地に創建しました。開山は夢窓疎石
鹿苑寺(金閣寺)や慈照寺(銀閣寺)は相国寺の塔頭。


第三位

建仁寺は、我が国臨済宗の開祖栄西が開いた寺。開基は鎌倉幕府二代将軍源頼家。1202年(建仁2年)の創建。

第四位

東福寺は、1255年(建長7年)、藤原(九条)道家が、藤原氏の氏寺として創建。東大寺の「東」と興福寺の「福」をとって名付けられた寺です。


第五位

万寿寺は、1096年(永長元年)、白河天皇が皇女郁芳門院の菩提を弔うために六条内裏に建てた六条御堂を始まりとしています。
現在は東福寺の塔頭。

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参考までに鎌倉五山は、建長寺円覚寺壽福寺浄智寺浄妙寺

 鎌倉五山


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