わかりやすい、とても面白い紙芝居でした。
近江国の白蓮華谷には、大きな楠の倒木がありました。
その倒木が洪水で大津の郷に流れ着きます。
そして、里の人たちに祟りを及ぼします。
その木を譲り受けたのが徳道というお坊さん。
徳道は倒木を持ち帰り、
稽文会(けいもんえ)と稽主勲(けいしゅくん)という二人の仏師が仏像を彫ります。
2人は、地蔵菩薩と不空羂索観音の化身だったのだといいます。
そして、3日で2体の観音像が造立されました。
1体は大和国の長谷寺へ、
もう1体は「有縁の地に出現して人々を救いたまえ」ということで海に流されました。
観音像はかきがらに導かれて流れて行きます。
そして、三浦半島の長井の浜に漂着。
村人たちは仮屋をつくって観音様を安置します。
その場所は今でも仮屋ヶ崎という地名として残っています。
その後観音様は鎌倉へ。
鎌倉到着
そして観音堂に安置。
それが長谷寺の本尊・十一面観音像。
木造としては日本最大級の9.18メートルの像です。
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6月の長谷寺はアジサイ!